鳥の頭

水天宮へ安産祈願に行った。本当は明日が戌の日だが、旦那が法事に行かねばならぬというので前日にしたのである。
あのあたりの土地へ行くのは初めてだったのでどれほど遠くて不便な場所かと思っていたが、田園都市線は半蔵門線直通なので楽だった。ずっと座って行けたし最高。

水天宮は、戌の日当日であれば露店が出るという。それ系の店でで何千円も豪遊する（金魚すくいもやる）のが子供の頃の夢だったため、そもそも前日に行くこと自体を最後まで悩んでいた。が、実際に行ってみると子供用の甚平を売る店とかき氷やさん、東京湾花火大会が中止になって急遽焼きそばを売り出した人などがいて悪くもない。『お参りが済んだらイチゴミルク氷を食べよう』と決めて腹帯を買いに売り場へ。

私「うーん、本殿に上がり込んで祈祷を受けるべきか否か」
旦「好きにしたらええやん」
いつものとおり、一緒に悩んではくれない旦那であった。

結局さらしの腹帯とともに祈祷も申し込んで名札を渡されてみると、これがまた信じられないほどの悪筆で度肝を抜かれた。
もにょりとしたものを感じながら待つこと２０分。一つの場所にじっとしていられない旦那に急かされて５分前に入ると、妊婦は赤い敷物の上に座るよう促され、家族は後ろに立つよう（座っても良いけど）にとのこと。３０分おきに実施されているのに、妊婦だけで１０人以上居て驚いた。一人一人名前を読み上げられた。しかし祈祷自体はものめずらしさを楽しんでいるうちに終わった。
旦那はこの宗教行事が１時間でいくら儲かるか計算していたらしい。

その後は、錦糸町オリナスのベビーザらスに行ってチーズケーキを食べてゲーセンで「タッチでズノー」を夫婦とも５〜６回やって駅の近くのビッグエコーに行った。つまり何千円も豪遊したのである。