今も空気を読めない日記 <ichigomomo’s blog>

日々自分のことしか考えていない「イリキ ひじり」の日記です。

甘いにんじん

子にナニがなくてがっかりの私に、旦那がサトウのステーキをゴチしてくれるというのでいそいそと出かけたら築地店は祝日のため休みであった。ズガンボーン。
銀座に来たのだからしゃぶせんに行こうか、と旦那は言ったが、朝からステーキのことばかり考えていた私は吉祥寺に行くと言い張った。妊娠して初めてのステーキハウスサトウ吉祥寺店だ。
んまかった。
築地だろうと吉祥寺だろうと美味い。
一口サイズの松坂牛ステーキが醤油ベースのタレと絡み、じゅわっと肉汁が溢れるのが嬉しくて立て続けにご飯を3口頬張った。しやわせだー。
で、ふにゃーとなっている私の顔を旦那が見ていた。ちょっと恥ずかしかった。


なのに、ああそんなにも幸せ気分だったのに、帰りの電車で大変怖い思いをすることになる。
一人のじじいが、ある停車駅で優先席に座っていた2人のおばさんをどなりつけたのである。
「のんきにおしゃべりなんかしているんじゃねえよ!おばあさんが立っているのかわからねぇのか!」
おばさん達は慌てて立ち上がったが、じじいの激昂は収まらず、なおも「恥を知れ」とかなんとか怒鳴ったばかりかおばさんの一人の頬を平手で殴って降りていったのである。
向かい側のドア付近に立っていた2人のお嬢さんが即座に「サイテー」「捕まえろ」と言っていたが、じじいがそそくさと去り電車も動きだしたので異様な空気のままその場はそのままになった。

ちなみに私も優先席に座っていた。立てば乳以上に腹がせり出しているが、座って膝にバッグを乗せれば見えない。すると私が因縁をつけられていたかもしれないわけで、考えさせられる。
「あいつの出方次第では俺が活躍しなければならなかった」と旦那。
考えどころは4点。

  1. おばあさんのもっと近くで、目を閉じているが大変に姿勢の良いおばさん(つまり狸寝入り)が優先席に座っていた。その人は不問か?
  2. おばさん2人が座っていた席は電車の接続部を向いていたので、背中側に立っていたおばあさんの様子に素で気付いていなかった可能性がある。
  3. いくらなんでも叩くのはやり過ぎ。おばあさんだって素直に礼を言えまい。
  4. ちょっとでも年少だったら座っちゃいけないの?若くても体調の悪い人はいる。

今回の結論としては、じじいは別に義憤に駆られたわけではなくただ別のことで予めムカついていて八つ当たりしたかっただけなんじゃないかと。それじゃ「電車男」の冒頭に出てきた酔っぱらいと同じでしょうが。
私は腹が立ったが、逆ギレしたじじいに腹を殴られてはかなわんので黙って座っていた。ちょっと情けなかったかな。。。