今も空気を読めない日記 <ichigomomo’s blog>

日々自分のことしか考えていない「イリキ ひじり」の日記です。

その生き様(2)

※本日は実際に子を作る模様について述べるので大変下品です。

医院を後にした私は早速携帯の電源を入れて、旦那に電話した。今日は残業しないようにと口酸っぱく言ってある。
つきあい始めのまったりした気分を醸し出すべく、オシャレっぽい街でパスタを食べる。待っている間に旦那にグリーンゼリーの説明書を見せた。旦那苦笑。私が頼んだ茸のカルボナーラは茸臭かった。あと、となりのお姉さん(おひとりさま)がものすごくイラついた様子で煙草を吸い、ジョッキビールをあおっていたので怖かった。

その後、喫茶店でハニートーストを二人で一つ、旦那はホットコーヒーを飲み私はコーヒー成分の少なそうなホイップラテを飲み、男児懐妊の確率について話し合う。カフェインの摂取は気遣っても炭水化物の摂取過多を気遣っていない。
旦那によると、
うちに男児が出来る確率は85%より高いであろう
とのこと。微妙にその理屈が納得できなかったので帰りの電車の中でも何度も旦那に聞き、掘り下げて優しく易しく説明してもらう私は大学で統計学のゼミに所属していた。

さて制作である。グリーンゼリーは、ゼリーそのものが緑色ではなくただ緑色のラベルが貼ってあるだけであった。常温下ではガチガチに固まっていて容器ごと振ってもびくともしない。引き出物か何かでもらったマグカップを使い湯煎でゆるめる。

  1. こぼしたら大変ですので、妻が容器を持ち、夫がスポイトで吸って下さい。

それぐらい妻一人でできるわい、と思ったが、これが意外と固くてうまく吸えない。結局旦那と二人の共同作業でやっと、4mlのゼリーをスポイトに取った。

旦那は「こんなの入るのかなぁ」と心配していたが、医院でもらったスポイトは多い日用のタンポンと同じ程度の太さだった。「痛くないか」という気遣い(珍しい)に「大丈夫」と答え、最深部で押し出してもらう。ちなみにこの作業、手元が狂うといけないので部屋には煌々と明かりがついており、まるで羞恥プレイのようである。

で、電気を消す。

  1. 充分にペッティングをして、妻を興奮させてから挿入すること

という指示なので、ただでさえ珍しいことにワクテカしている状態からさらにアレしてもらった。濡れるというよりゼリーが逆流しているような感触の中、挿入してもらう。なるべく長く出し入れしたほうが良いのかと思い、旦那にいろいろ促した。旦那もそのあたりはわかっているらしく、通常の3倍ぐらい頑張っている・・・と思ったら、急に変な感触になってきた。

中折れ

旦那は、連戦は無理でも途中で萎えることはこの7年間ほとんどなかった。目が点になりながら慰める風のことをいうと、「ユルかった」と、普段なら撲殺確定の発言。

我が家はまだ、羞恥プレイ同様ローションも導入していなかった。用意できる範囲の量の自前の物で満足できていたのである。そこへグリーンゼリー(ゲル状)と自前の物を使えば、普段とは違う道理である。結局、旦那がシャワーを浴びたり、そのあとアレしたりして、最後には奥の方で出してもらった。
私の中がちゃんとアルカリ性で満たされていたかどうかは謎である。せっかくの旦那の分身がこぼれ落ちないよう、眠くなるまでの間ずっと横になって本を読んだりしていたが、トイレに立ったりしたのでこの効果も謎である。しかし旦那は『子作り』という作業にまあまあ満足したらしく、「いつ頃わかるのか」とかしきりに聞いてきた。私は生理があまり乱れないので、20日前後に来なければ妊娠の可能性がある、と言うと満足げにPCの前に戻り、しばらくネット将棋をやっていたかと思ったらまた「いつ頃わかるのか」と聞いてきた。確率論の説明は出来ても数十分前のやりとりを記憶できていない旦那。


そんな素敵な夫とともに、コウノトリがやってくる日を待つ。

<豆知識>グリーンゼリーは甘い(by旦那)