2015年08月09日のツイート
モスクワに行ってまでマクドナルドに寄らずには居られない我々だ。
行きの飛行機で不本意な奮発をしてしまった我々のメインホテルはイズマイロボである。(逆から読むと……)
公式サイトに中国語ページがあることからわかるとおり宿泊客の六割ぐらいは中国人で、この日のロビーも中国人でミチミチであった。中国語の復習が捗るわぁ。他の国の人もいたけどね。
しかし他の国の人というのは大半がロシア国民やスタン系国家の住人な訳で、そこに我々がいれば誰も中国人との差別なんてしてくれぬ。チェックインを待っていたら知らないおっちゃんにナチュラルスピードの中国語で話しかけられ、「我不会話汉語」「我们是日本人」「听不懂」「不好意思」と口々に言ったらおっちゃんは変な顔をして立ち去った。
チェックインをして部屋に入ってしまえば非常に「ま、こんなもんでしょ」感満載の、日本人の宿泊にも堪えるホテルであった。これからロシアのホテルはここを基準に考えよう。イズマイロボより不潔とか、イズマイロボより高いのに狭いとか、イズマイロボより街に近いけど最寄りのスーパーマーケットまでは遠いとか。
なお写真はございません。……あ、アメニティを撮ってあったんだった。
と、このようにイズマイロボ印のシャンプーから髭剃りまで一通り揃ってはいたんだけど、なんとなく今回は持参のものを使った。
イヤ私だってわかってるのよ、これだけの大ホテル群を毎日莫大な数の宿泊客が利用して、その多くがこれを使ってるんだからちょっとした企業のアレルギーテストなんかよりはるかに膨大な量の安全確認が出来てるってこと。
でも今回は初ロシアということもありどうしても使う気になれなかった。ちょっとネトウヨ系サイトを見すぎたかもしれない。
そして窓から見た夜の風景。
ちなみに↑この建物は24時間営業の商店である。イズマイロボはもともと外国人客向けに作られたホテルという背景からか、24時間営業のストアが徒歩圏内に数件あり我々も現金の引出に両替にコーラを買いにと毎日足繁く通った。
何故両替をイズマイロボ内の両替所でしないのかというと、レートもさることながら係員のBBAがブンむくれたまま最初から最後までついに一言も喋らないような人物だったからである。確かに話す必要は無いけど、そりゃないでしょと旦那。私は旧ソ連時代のショッピング体験みたいでアトラクションとして楽しんだけど、実際リピートする必要は無いアトラクションだよね。ヴェルニサージュで署名入りのちょっちお高いマトリョーシカを買ってしまい数分でルーブルキャッシュを使い切った我々は玄関のところのATMで中国建設銀行に残っているお金を引き出した。銀嶺カードが使えて良かった、さすが国際ホテル・イズマイロボ。もちろんルーブルで出てきたよ。
この時期のモスクワは22時過ぎまでうっすら明るくて5時前には明るくなるので実は貴重な夜の画像なのだ。
店はだいたい10時オープンなので早朝に目覚めた我々は膨大なヒマと戦うことになる。ドバイと同じ時差のこの地で、ドバイに滞在したときと同様の超早朝に目覚めるためである。朝日に包まれたビル群は案外と人通りがあり、それがほとんどアジア人(多分中国人)であった。おそらく体内時計が我々と類似している人々なのだろう、酔っ払いとか寝起きでフラフラとかではなく、初老の夫婦がシャキシャキ歩いていたりする。
これこそ、イズマイロボが安全で過ごしやすい土地であることの証明でもあり、心地よい時間を過ごすことが出来た。ただ、ベストウエスタンホテルの壁に掲げられた温度計の目盛りが-40度から+40度まであったことだけは若干気になった。
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@irikihijiri: グムは東方新天地のような。もちろん真似っこだとしたら東方のほうだろうけど。
@irikihijiri: イズマイロボはのどかな郊外の街だったけどクレムリン周辺はすげえ都会だ。グム紅茶とグム珈琲を買った。本気キャビア(お猪口サイズで4950ルーブル)も欲しかったけど旦那が嫌な顔をしたし冷蔵状態を保てないので見送った。
@irikihijiri: 世界中どこだってLay'sの黄色が塩味。北京でもモスクワでも。
@irikihijiri: イズマイロボホテルの無線LANはきちんと速いのでようつべで「めざせモスクワ」の動画を見ることもできる。
ところで私は海外に行ったら高級レストランとジモティーメシを3:7ぐらいで試したい方なので、今回はロシアのファーストフード店「テレモーク」へ行った。イズマイロボ近くのショッピングセンターにあるやつだ。
イクラのブリンヌイ。イクラが見えるように撮らなかったのは私の落ち度だ。ちなみに味は、……。日本人が焼きたてクレープで温まったイクラなんか好きなはずがないよ。イクラが小粒だったので熱の伝わりも早い。塩漬けなので味の方向性としては私好みだったんだけど、イクラとタラコの中間みたいな味がした。何でこんなビッグチャレンジしちゃったんだろう。注文時にイクラがシングルかダブルか聞かれたんだけど、ダブルにしなくて本っっ当ーーーーーーに良かった。
そして、夕食は「Ватрушка」にてロシア料理を食べた。英語メニューもあったよ。
ビーフストロガノフとマッシュポテト。
超美味い。旦那は「家でも作れるか?」と私の料理能力に期待していたが、まあ無理だよね。腕がないのももちろんだがバターと生クリームのレベルが高くて日本で入手する目処が立たない。マッシュポテトもなめらかで美味しい。
ちなみにこれは二人でシェアさせて欲しいと頼んだ。本当はマナー違反なのだが、お店の人はわかってくれたのでありがたかった。時間が少し早めだったせいか、他のお客さんは一組しかいなかったしね。時間大事。
ボルシチ。
超美味い。ビーツたっぷり、牛肉はぼちぼち。サワークリームと一緒に食べると味がまろやかになってなおよし。単独で食べてもそれはそれで美味しい。サワークリームの小鉢の隣にある茶色いのはシュークリームの皮のようなもの。日本のフレッシュネスバーガーで売っている「ポップオーバー」に似ているけど、もっと大きくて香ばしい。
マロージュナ(自家製アイスクリーム)。
ベリー系のアイスクリームにグァバの酸っぱいソース。フワフワで冷たすぎず、甘すぎないので歯に凍みなくて美味い。けど多い。これこそシェアすべきだった。
Ватрушка
Bolshaya Nikitskaya ul., 5
Moskva
125009