今も空気を読めない日記 <ichigomomo’s blog>

日々自分のことしか考えていない「イリキ ひじり」の日記です。

洗顔フォームと間違える

ずっと撮り忘れていたホテルからの眺め。

朝、8時から開いている店でからすみを買った。1こ600元。

その後飲んだ鉄観音タピオカミルクティがマジぱないうまさ。タピオカミルクティといえば紅茶だが、試しに烏龍茶にしてみたら大正解。この店はタピオカが比較的小さいと旅行サイトには載っていたが、物足りない小ささではないし歯ごたえも素晴らしい。全部飲み干した。

その後出かけた知る人ぞ知るはずの茶屋には日本人の先客が居た。老板は片言の日本語を操れる方で、東方美人だけでなく予定になかった肉桂烏龍茶を買ってしまった。試飲しちゃったらどうしてもそうなる。

昼食は極品軒。とんぽーろーは噂に違わぬ美味さ。
添えられたバンズもきめ細やかな生地で、しかし肉汁がしみこみすぎることもなく、美味しく食べることができた。

今日もまた相変わらず現地語の要らない海外旅行である。快適だけど理想にはもう少し足りないな、なんて考えていると帰りのタクシーの運ちゃんは北京語オンリーの方であった。私でも聞き取れたので余計な訛りなどはないようだ。日本から来たとか、明日帰国するとかの北京語会話を楽しみながら車に揺られていると信号待ちで運ちゃんがおもむろに何かの入った小袋を旦那に渡した。袋の文字は「檳榔」。運ちゃんは一つをバリバリと口に含み、頭がスッキリするというようなことを教えてくれたが旦那は固辞したためそれ以上勧められることもなかった。

と、いうふうに概ね満足しながら旅程をこなしていった我々だが、街中の茶器屋だけは不発だった。事前に旅行サイトや雑誌でよさげな店を調べて行ったんだけど、きれいに撮られた写真と実際に見たのではどうしても乖離があるよね。質が悪かったとかではなく、単純に好みの問題である。無理に買うこともないのでそのまま次へと向かった。

夕食は度小月で。


からすみ

塩コショウの豚バラチャーシュー

を食べた。ものすごくうまかった。
最後に甘いものをということで台北牛乳大王でパパイヤミルクを飲んだ。

パパイヤの分解酵素がきっとイイ感じに働いて食べた分を完全にアレしてくれるに違いない(おそらく手遅れ)。

そしてホテルに戻った。悠遊カードの残額66元。一昨日の夜、鼎泰豐へ行くときが今回の訪台最初のタッチで、そのときは244元だったので足かけ3日で178元を使ったことになる。たった一駅乗るだけでも頑張って歩いたりせずにガンガン乗って、これだけしか使わなかったのだから台北のMRTって安いよね。そして悠遊カード自体が素晴らしい。通常運賃の8掛けで乗れるし、2008年に買った使いかけのカードが今回何の手続きもなしに再利用できたのも有り難かった。次の台湾旅行のためにとっておくこととする。

最後に、夜9時まで営業しているというホテルの地下一階にある陶作坊で素焼きの茶器セットを買った。新年から値上げをするとのことだったのでラッキー。そのうえ30年ものの烏龍茶というのをいただいた。この茶器で煎れればさぞ美味いのだろうが、今後継続して30年ものの烏龍茶を手に入れるツテもあてもないのでどのお茶を入れるのに使うかは帰国して考えよう。銀聯デビットカードが使えたので北京滞在中に引き出しそこねた中国元を消費できた。

ちなみに、このお店の老板(?)夫人は日本語が片言ぐらいの方だったので、私が拙い中国語で言う方が話の通りがよい部分もあった。
いくら听力51点の私でも『北京で中国語の勉強をした』『3年半の間、北京にいた』『日本大使館の近くに住んでいた』ぐらいは言えるのである。そしてそれが老板夫人にも聞き取ってもらえたので嬉しく思っている。日本語が超達者という方ではなかったので、こっちの拙いチャイ語を根気よく聞いてもらっているという負い目もなく、この旅で一番楽しい会話であった。最近スタバでよく見る言語交換なんかも、語学力の近い人がうまく見つかれば有意義に進むのかもしれない。