今も空気を読めない日記 <ichigomomo’s blog>

日々自分のことしか考えていない「イリキ ひじり」の日記です。

コラム

今日は定期検診の日。旦那は駅からタクシーで行け、というようなことを言っていたが、それにしては近くて運ちゃんに悪いので徒歩で坂を上った。

岸「うーん、やっぱり羊水が少ないですね。」
日頃、患者に過剰な注意を促さない岸先生が珍しく慎重な口調になり、エコー画像の羊水部分の長さを何カ所も測っていた。『縦×横×高さ=体積』という図式が私の頭に浮かぶ。
岸「異常なほど少ないってわけじゃないんですけど。。このエコー写真を(ゴルゴ)先生に渡して下さい。」

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私「・・・で、『できれば早めに実家に帰った方が良い』って言われたのよ。」
旦「できれば早めに実家に帰った方が良いのは全ての妊婦に対して言えることだろう」
よってうちだけが特別じゃない、という。確かにそうだね。(私は旦那が『なに、医者が早よ実家へ帰れと?それは大変だ、直ぐに荷物をまとめたほうがいいよホラホラホラホラ』などと玄関まで導いたあげくドンと外へ突き飛ばして鍵とチェーンをかけるような男でなくてホッとした)
まあ、特別じゃないんだけど、最善策であることは間違いない。
それはわかっているんだが、10年近く離れていた実家が私にとって物凄く居心地の良い場所である筈はなく・・・そんなに急いで帰りたくねぇなぁ、という気持ち。
ので、帰るのは予定通り12月下旬とした。これが我が家のやり方なのだ。


ところで、岸先生から「じゃ、頑張って下さい」と言われた瞬間はあまり意識しなかったが、この医院に通うのは今日が最後なのである。思えば、初めて門を叩いたのは既に暖かくなりかけていた頃。それから2ヶ月避妊したというのに今日、もう決着した。こんな患者ばかりでは商売あがったりだろうなぁ。・・・ってそういえば、男が欲しいとあれほど言うたやんけ先生。どうなっとるんじゃ。

しかし、そんな恨みがましい気持ちもなんとなく雲散霧消している34週目の晴れの日であった。