今も空気を読めない日記 <ichigomomo’s blog>

日々自分のことしか考えていない「イリキ ひじり」の日記です。

怒りのツボ

今日は久々に腹の立つ漫画を見つけたので、紹介するよ☆
それは『たのしい幼稚園』の保護者向け冊子に載っているヒモ四コマ『パパはおうち』。
リアルなヒモなので嫌悪感もリアルなのよねぇ。中崎タツヤの漫画に出てくるヒモ・働かない男とは全く別のおぞましさが体験できるよ。
社会不適合のヒモがぐうたら家事してますよ、という現状に対する言い訳がメインのお話。4コマの隙間には『簡単料理』みたいなコラムもあり、ヒモなのに料理まで手抜きしていやがることがわかる。
まあ書くときりがないけれど、そもそも話自体が育児してりゃあたりまえのことばかりでバクレツにつまらない。しかも、漫画家というのはガモウひろし先生や小畑健先生のような才能ある人が高木秋人真城最高のように寝ずの努力をしてはじめて成れるものだと思っていたのに、ペイントソフトにマウスで書いたような絵の人がちゃっかりデビューなんてムカツクわ!!うらやましい!!
私は中国に来てこの方、働けない身の上を年中恥じているのにこのヒモは清々しく開き直っていてイヤ!!天体戦士サンレッドでももう少し済まなそうにしているものを、この漫画の作者のヒモはブログで「離婚されたら、忙しくて結婚できない女医のところに転がり込めばよいのでは」とまで言っていて怒髪天を衝く思いである。そんなヒモんところによりにもよって女の子が二人もできるのよねぇ・・・
そして、私がフルタイムで働いている間ですら不承諾されかかった保育園というものに、ヒモの子がやすやす入園しているところにも怒りを覚えるわっ。ヒモの子がどうやって選考対象になれるのか。この月4本の4コマを労働として申請しているの?その労働時間じゃ私の住んでいた市では永遠に順番は回ってこないわよ。他の仕事もしているのなら『専業主夫』の看板がウソ★エイトハンドレッドということになるし、ヒモの言う『専業シュフ』が本当なら自治体に虚偽の申請をしていることになるんだけど。えっ病気療養?漫画は描けるし講演もできるけれど幼稚園ではなく保育園を利用しなければならないほど体調がお悪い。へ〜ぇ。

そうまでして入園した保育園に子供を預けている間、奥様がお仕事を休んでヒモと夫婦水入らずで昼からビールを飲む場面もあった。まあそれは、私も覚えがないとは言わないけれど、堂々と書くなやぁ、と思う。夫婦共に不在もしくは病気等でどうにも保育できない状況であるからやむを得ず他人様に保育していただいていることを忘れるべきではなく、真面目に働いている人が痛くもない腹を探られかねないので即刻やめてほしいところ。その後すぐに子供が病気で早退したことなんて免罪符になるかい。世の親は皆、出社した後に子供の熱で突然早退して悪口言われたり面前で罵倒されたり、苦労しているんだよ。そんな風にして働いている人のことをこのヒモは「働いている奴ら」とか言っている。専業主婦の株まで下がりかねないからこれもまた直ちにやめてほしいところだ。

そしてなにより、私もドイツに行きたい!!!ヒモが行けるなら私だって行きたい!!!

たのしい幼稚園』自体は、紙面から付録まで娘が大喜びの素晴らしい雑誌です。

しかし私は腹が立つ。ブログも私が読んだ限りパーフェクトで噴飯ものだぞぉ、『電気を消し忘れがちなヒモが嫁の稼いだ金で4000円近い赤外線センサーを買って取り付けた』とか!!『残業は趣味』とか!!後者は反響が大きかったようで、それを受けて書かれた続編が「開き直って書いています笑」とか「週○回までなら、期限付きなら」とか段々トーンダウンしているのが笑える。自分が自分であることを示す根拠が戸籍と住民票だけだと尻がすぼむのも早いよね。私もだよ。

各家庭それぞれに事情があるのは仕方がない。
でも今日日は、たとえ本当に女が専業で家事をやっているんであっても肩身が狭い時代でしょ。
せめて静かにやるか、メディアに出るならもう少しパートナーに対する感謝があるべきだと思うね。俺はせいいっぱいやっているんだのアピールばかりではなく。

というわけで、私の中で北京唯一の日本漫画喫茶『B3』に支払う1時間10元*1の利用料ですら勿体ないクソ漫画四天王がやっと出そろったよ。みんなも気をつけようね!!

*1:飲食費は相殺!!