老師が大学での用事があるとかで、中国語の授業が休みだったので、自転車を反対に走らせてカフェへ向かった。
『まあここで中国語しゃべるから』と思い、確かに注文は中国語で言ったが、私が日本人であることをとっくに知っている店員さんからは
「おいしいですか?」
と聞かれた。
私はこれに礼儀として日本語で
「おいしいです」
答えたので、想像以上に中国語を使わないまま散歩が終わった。
家に帰ってきたら、仕事の一段落したアイさんが真剣な顔で息子のひらがな表を読んでいた。
これで、勉強してないのはマジで私一人だけとなった。
まあ、しないけど。