今も空気を読めない日記 <ichigomomo’s blog>

日々自分のことしか考えていない「イリキ ひじり」の日記です。

元は取ったぜ

大学を卒業して×年、仕事でも育児でも海外でも概ね礼儀正しく親切な人たちに囲まれて楽しく暮らしてきた私だが、このたびイベントでエンカウントした新来的夫人は、『どういう教育を受けたらそうなるんだ』と私ですら思わざるを得ない、いやもうほんと久々の逸材であった。

で、帰ってきた旦那にそのことを言うと、
「早くも中国が嫌いに成り果てて、なにもかもを悪い方向にしか考えられないのではないか」
との分析。

中国進出著しい旦那の会社でも、駐在者の半分ぐらいは↑のようになって、その一部は帰国後も何かというと中国の悪口を言いながら暮らしがちだという。
仕事で中国人と接する人なら、彼らからお金をもぎ取らなくてはいけないわけだから、その過程で思わぬ悪意に触れる機会もあろう。だけど我々駐在妻はお金を払う一方で、常にクライアントの立場じゃん。そうであれば、たとえ中国人的にはお金目当てにしろ、結果的に思わぬ親切や機転に助けられる機会もたくさんあるので、それは日中間の政治問題とは別に評価すべきだと思うのよ。

だから私も、北京での日々を『おおいやだ、こんな目に遭って』ではなく、『人生こういうこともあるよねぇ』と置き換えて考えるよう心がけている。

というわけで、カナダ人学校向かいの『永金面館』で食べた刀削麺はうまい。12元。店は中国ローカルのたたずまいだけど、最近はこのぐらいだと「へ〜テーブルもちゃんと拭いてあるじゃん」とか思えるようになってきた。

最近露骨に日本食品が店頭から消えた。たまには赤いきつねが食べられるからこそ中国麺が美味いんであって、毎日この調子を続けるとなると・・・なるほど、それはさすがに気が重いな。

あの奥様も、思うてたんと違ってがっかりしていたのかもしれないねぇ。そういうときにがっつり香辛料の効いた刀削麺を食べてもあまり力は湧いてこないしね。どうしたらいいんだろうね。