今も空気を読めない日記 <ichigomomo’s blog>

日々自分のことしか考えていない「イリキ ひじり」の日記です。

枯渇するんだね

今日は足を伸ばし、雍和宫近くの五道营胡同へ、お茶をしに出かけた。
私の住んでいるところは地下鉄2号線からうまい具合に離れているので今まで躊躇していたが、ちょっとだけ歩いた先の停留所から良いバスが出ていることが分かり、よし行こうと相成ったのである。私の中で。

目当ては『Vineyard Cafe』。胡同は狭い道が入り組んでいると聞いたので無事にたどり着けるか不安だったが、いざ行ってみると五道营胡同は雍和宫の向かいに真っ赤なゲートがビシッと建てられていてわかりやすかった。
どうもこの胡同は、「胡同の建物をうまく改造したイイ雰囲気のショップやカフェやバーが数多くあります」というのをウリにしている地区らしく、いくつものオシャレ風な店が並んでいる。どこも突出したものはないが、『Vineyard Cafe』は看板が見やすい位置に出ておりすぐにわかった。開店5分前であったが店の中に通してもらえて、ランチを注文した。

ここは英語が通じるので、私も恥ずかしい中国語を言うのはやめて英語で注文したが、よく考えると私は英語も恥ずかしいレベルだ。でもまあ理解してもらえたようだ。
ほどなく、ドリンクが出された。今日も暑い日であったので、冷えたオレンジジュースが美味い。主菜が来る前にごくごく飲んでいると、服務員さんが来てペラペラの英語を話す。どうも、私が注文したほうのキッシュは無くて、違う具の入ったキッシュならあるとのこと。その他にいろいろ提案されたようだが、英語能力の恥ずかしい私はあまり分からないまま承諾したところ、キッシュと共にサラダがサービスされてきた。ラッキー☆

サラダが中国の新鮮で甘い野菜をたくさん使ってあって美味い。ドレッシングは酸っぱくて美味い。
もちろんキッシュも美味い。欧米風の味付けで、作りたてならではの温かさ、パイ生地も良い歯ごたえで嬉しい。ああ、旦那が欧米に転勤になっていれば毎日こういうのを食べられたんだなぁ、と思いかけたが、いざ欧米に行ってみてもここよりはるかに不味い飯を出す店がいくつもあることもまた同時に思い出し、微妙な感情はすぐに落ち着いた。

無線LANのパスワードを教えてもらって携帯でインターネットを少しやった後、フリーペーパーとお店の名刺とメニュー表をもらって店を後にした。胡同も少し散歩したが、「お前『胡同』に自分の店を出してみたかっただけちゃうんかい」というような店舗もあるような無いような*1。胡同の性質上仕方のないことなのだろうが、異様にスペースの狭いカフェとか品揃えの少ないショップとかがある。でも私の思い過ごしかも知れないので、綿毛の舞っていない季節にまた来たい。
あ、cafeの中は綿毛ゼロだったのでその点は大丈夫よ。

雍和宫については、どういう建物か知らんのでガンスルーして帰りました。

*1:「胡同」を「代官山」や「下北沢」に置き換えてみると日本にも同じことが言える店がある。