今も空気を読めない日記 <ichigomomo’s blog>

日々自分のことしか考えていない「イリキ ひじり」の日記です。

小皿の交換を頼めない

今日は、家族で『孔乙己』に行ってきた。
孔乙己は、上品で落ち着いた内装ながら決して窮屈なところはなく、来店客の話し声が賑やかで居心地の良い店であった。子供連れだとこういう店が有難い。厳かだったりしたら気が気でないっちゅうの。
私は初めてだったが旦那は何度か来ていて、その割に店名を「孔子乙www」と間違えていた。他にも同じ方がおられるかもしれないので、孔子乙で検索に引っかかるようここに書いておくわ。親切だなぁ私。

予め他の方のブログにあった料理名をメモっておいたので注文はスムーズだった。ただし空心菜だけは無いと言われた。その他に5年もののプーアール茶とオレンジジュースを頼み、来るはじから食べまくる。うまい。・・・ものと、そこまででもないものがある。

トンポーローは見た目ほど濃くない味付けが美味い。
みんなが頼むという空豆の紹興酒風味「茴香豆」は、大人だけで語り合うときのつまみには良いが、子連れでコンパクトな食事を目指す団体には向かない。
牛肉とモヤシの煮付けは少し辛いが美味い。息子がすごい勢いで食べていたが、あるとき辛みが喉にジャストミートしたらしく突然泣き出したので中断して店内の池を流れる鯉を見せて忘れさせねばならない羽目に。もっとも店内は人の声と水音でまあまあの賑わいだったためか、我々に気を止めるのは隣の席の親子連れぐらいのよう(に見えた)だったけれど。
クリームもちは、お洒落に盛られていたけれどクリームにねりこんであった柑橘系の風味が娘の好みに合わなかったようだ。クリームがクリームのままでなくても構わない方はどうぞ。ミルクアレルギーの息子はパスした。もち自体はこの乾燥した北京の室内でもふんわり、のびのびと柔らかい。
旦那が頼んだ何かの刺身は、コリコリした歯ごたえは悪くなかったが、醤油に溶けたわさびが辛くて旦那だけの味だった。これも、長く語り合う会のためのつまみだな。
ネギ油のかかった汁なしの麺は娘のお気に入り。ネギが辛いかと思ったらそうでもなく、まろやかな味だった。
5年もののプーアール茶は超美味い。コップで頼んでもお湯をつぎ足してくれるので3回ぐらいおかわりしたがまだまだいけそうだった。サーモスマグを持ってくれば良かった。
オレンジジュースも生搾りで美味かったようだ。娘は惜しんでちびちび飲んだ。息子は一気飲み。

こんな一行なのにスタッフも皆優しくて、また来たい店だった。今度は何を頼もうかなぁ。なんて思いながら気持ちよく店を出ようとしたら、息子に拝拝(バイバイ)をしてくれた服務員兄さんの持つ皿から臭豆腐の臭いが来てムカッと来た。いやまあだれも悪くないけど。また来る。