ワンワールドの旅
今日は息子を前だっこして新源里自由市場に行ってきた。
ベビービョルンは10kgまでなので、北京に持って行っても使えないかな〜と当初は考えていたけれど、到着時に11.5kgだった息子が5日に渡って下痢をしたのでまだまだいけそうだ。何でも持ってきてみるもんだねぇ。
新源里は市場としてはそう大きくないが、ここのお魚は食べても大丈夫だと旦那の先輩の奥様が教えてくださったので、魚を物色。っていうか、そんな基本から確認しないといけないんかい。
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どこにも値段が書いてないお!
市場なら、薄っぺらい板にマジックインキで値段を書きなぐっておいてくれないと!
仕方がないので適当なお店で鮭の大きいかたまりを指さし、「多少銭?」と聞いたら兄ちゃんがハキハキと教えてくれたのだが、そういや私ったら数字すらも聞き取れないのでこのやりとりは全くの無意味だった。でも、さも納得したような顔で買うという仕草をしたら、計量器に乗せて値段を算出してくれた。64元。よし買ってみよう。
で、お店の兄ちゃんと、傍らで息子の靴下を直してくれたおばちゃんに「謝々〜」とか言ったあとでハタと気付く。
高いやんけ!!
チクショーやられたっ。鮭なんて、マルエツではいつも1切れ100円だから、4切れ500円のアルカード*1では決して決して買わない私なのに、北京の市場で800円以上出してしもた。そりゃ今買ったこれは10切れぐらい取れそうな固まりだけど、日本と中国の差を考えると普通に高価だ。
非常にもやもやした気分のまま歩いていると、肉屋に豚バラの固まり肉があって目が釘付けになる。おばちゃんが、ラップ一つ巻かれていない生肉を素手で持ち上げ(このくらいのことでは心が揺らがないほど、衛生状態に寛容になりました)、これが如何に良い品であるかをしゃべっているがやはり私には解らない。でも買うことにした。600gぐらいかな?20.5元。財布の小銭部分を開けて5角(0.5元)を探していたらそれはいいという仕草をされた。やったね♪
しかしマルエツなら100g120円ぐらいの豚バラをここで600g(?)260円で買えたことで私の中の『ぼったくられ感』は返ってマシマシになり、旦那の先輩の奥様に相談したらやはり「それは高いですねー」というお答え。
なんでも奥様は、渡中こそ私とほとんど同じ時期だが事前に日本で中国語のスクールに通っており、最低限の会話については準備が出来ている状態だそうだ。その結果果物数種を合計10元台で購入できたとかで、思わずその場にくずおれる私。
「これから本場に行くってのに日本で中国語のレッスンを受けるなんて非効率で不経済」と思い全くのノー準備でいたら、こんなところでどえらい大損をしてしまった。
また、中国語を学ぶ楽しみが増えた。
楽しみが増えるばかりで全然学べていない。