バナナ2本分

というわけで、息子を実家に預けているこの間に、女の子のザナドゥ（←…か？）『サンリオ・ピューロランド』に行ってきた。

実は私はできた当初に２回ほど来たことがあるのでうっすら覚えている。田舎モンなので東京人に先駆けてこういうのに来ちゃうんですね。なのでちょっとハラハラしたけれど、行ってみると中はいろいろリニューアルされていて古さは感じさせない作りだった（※ただし細部は除く）そして、今年一番混雑しそうな日だったのにそれほどのことはなく、十分にゆとりを持って歩けた。ただパレードは賑わっていたけれど、うちの娘は興味を持っていなかったので関係なーし。

適当に歩いていると娘が『オズの魔法使い』を見たがったので、中に入った。壁にヅカのポスターが貼られていた。それはいいけどトラファルガーのはいいかげんに剥がすべきだったと思う。その他待合室で上映されていた紹介VTRでもやたら小池先生やちあき（しん）さんや若央さんの名前を押していて、ヅカファンの私は逆に驚いた。
で、見てみると・・・
これが、なかなか面白いミュージカルでありました。オズの魔法使いだけれど、所々に「携帯電話が圏外だわ！」なんていう現代的な要素も取り入れられていて、とっつきやすい。全部で３５分のミュージカルなのでコンパクトで飽きないし。子供はそれぐらいの時間が限界だよな。娘も満足していた様子。
そして、ミュージカルの後のショーがヅカを踏襲しまくっていて引く一歩手前まで驚いた。ラインダンスはシンバルに合わせて脚を上げている。お姉さん達はスタイルが良くてダンスも達者だし、男役ではなくお兄さんがいるのでリフトもダイナミックで安定している。最後の階段降りはエトワールがキティママで、娘１がミミィ（キティの双子の妹）で、男１がキティだった。キティの羽にだけナイアガラがついていた。ダニエル君は男２だった。ヅカファンブログに書いてみると出鱈目くさくてしょうがないですね！

旦「あの『ロンドンロンドン』は本当に必要なのか」
私「ヅカには必ず必要。ベルばらでも忠臣蔵でもチンギス・ハン伝説でもやる。無かったらカネ返すレベル」

娘が帰りたがらなくて大変だったが、出場ゲートの外で高級風船を売っておりそれをエサに連れ出すことが成功した。本当に楽しかったらしい。しかし、乳児とか男の子に優しい作りとは言えないので、彼らを伴って訪れるのなら体力が必要。これはオープンから10年以上経った子供向けアミューズメント施設にしばしば見られることだ。あっしら夫婦には無理です。ベビーカーも使えないし、娘だけを連れてきて本当に良かった。