今も空気を読めない日記 <ichigomomo’s blog>

日々自分のことしか考えていない「イリキ ひじり」の日記です。

「気安く息子に触るな!」

興味本位で『朝海・城田』のエリザベートを見に行ってきた。
某掲示板情報で恥ずかしいが、城田さんは評判良いよね。私も10月末の『瀬奈・城田』のチケットは持っているけど、やはり朝海さんのほうが好みなので辛抱たまらんかった。

で、行ってみると。

杜さん…雰囲気良し。品の良い美人。シシィより巨乳。子ルドとのシーンが好き。「剣術とか、射撃とか…」を真似てみせる仕草が、若き頃女傑だったという雰囲気を出していて非常に好みだった。関係あるかどうか微妙だけど、雪組時代は芸事にとても厳しい方だったようで、今日わが憧れの贔屓の男役芸が完成しているのは杜さんの薫陶のたまものかなともここで思ったりして。

ただ本当は、ものすごく素晴らしいのを期待して『黄昏色のハーフムーン』とか『華麗なるギャツビー』とか『ラ・パッション』とか『ブライト・ディライト・タイム』とか『この恋は雲の涯まで』とかを事前に見まくっていたので…ゾフィって難しいのな。
「強く厳しく」がアレだからしょっぱなで目が点になるのよ。いや、違和感は冒頭からあった。「エリザベートのためにしたこと」を、阿知波さんと歌っておられたとき、すぐに「あれっここはゾフィのソロでは?」との疑問が頭に浮かんだ。でもこれは私の認識違いかもしれないので、家に帰ったらDVDで未来さんと灯さんがどうだったか確認しよう、と気持ちを落ち着けた。だが、すぐ後に「まさか元男役トップが低い声を出せないわけがない」という思い込みが覆されるので頭上をカラスが飛ぶ。で、「まぁ、ずいぶん前に退団された方だから」と思い直して新婚初夜の場面を見直すと、高い方の声も思うてたんと違って口が開きっぱなしになり、前回はハニワのような顔になった私であった。今回は高音はそれほど気にならなかったよ。

朝海さんはガチ。可愛くて大好き。なんかイイ!!
『私だけに』を歌い終わった後の「きっぱり言うたったで!!」というどや顔が微笑ましい。考えてみれば新婚翌朝の時点でまだ16歳の設定なんだもんね、イイヨイイヨー。
朝海さんの女役といえば…ヅカ時代の「風と共に去りぬ」を見たいな。もうすぐ著作権関係の縛りが緩やかになるそうなので、そうしたらスカイステージで放送してくれないかなぁ。VHS版はとっくに売り切れで絶版らしいので。

で、城田さんは・・・背が高い!手足が長い!なのでなるほど、異世界の人っぽい。手も大きい。お歌うまい!あと、ドクトルツェーブルガーが霧矢グラパンのような胡散臭いジジイで面白い。
だからこそ、肝心のシシィとの絡みが、私の好みとは違ったな。なんか、シシィのこと、大して好きでもなさそう。比べるのは失礼だが、他のトートの時にそういう印象を受けたことは一度もなかったので、けっこうがっかりした。出会いの場面でもドライだし、断られたらすぐに帰るし、シシィを棺桶に収める手つきがザツ(荒々しいわけではない)。若気の至らなさというやつか。

そうか、彼はきっと黄泉の世界の新入社員なのだな。
山口社長「ちょっと皇后を口説いてみてよ(^O^)」
城田社員「yes、ボス」

瀬奈さんとだとまた違うかもしれない。また見に行こう。