ムササビになる

その後、SOGOの復興館（建物が緑色のほう）に行き、資生堂のエステ「Qi」に直接予約をしに行った。事前に日本からしようしようと思っていたが、気がついたらしないままここまで来てしまっていた。
フロントで「にほんご　おねがいします」と言い、日本語スタッフをお願いしての予約交渉だ。今日を除くと明日しか自由にならないので明日を、と話したら明日は予約で一杯とのこと。がっかりして帰ろうとしたスタッフが予約帳をいろいろ見て「今からなら空いています」と言ってくれたので、フェイシャルのコースの中から一番時間が長いのを選んで即やってもらうことにした。やったー！
エステは、さすが資生堂系というか、アジアン姉さんの仕事が丁寧でというか、申し分ない内容だった。毛穴から角栓をほじくるような荒療治ではなく、スチームを当てて開けた毛穴の汚れはあくまでクリームで拭き取ってくれる。良い香りのジェルを使ったり、たっぷりのクリームで顔と肩をマッサージしてくれたり、つめたーく感じるパックをしたり、ほんと、初心者にもとっつきやすい１００点満点の施術。終了後はハーブティーと雑穀入りの汁粉でもてなされ、帰り際には資生堂の化粧品を自由に試しまくれるパウダールームに案内された。ただし、ここにあるのはMAQuillAGEとかが主で、clé de peau BEAUTÉは無かったッス。でも百貨店のコーナーみたいにすんごい色数が揃っていて、好きな人にはたまんないんだろうなーと思う。私は、せっかくツヤツヤピカピカになった肌に化粧品を塗ったくるのが勿体ない気がしたので眉毛だけ描いて終わりにした。これが２５００ＮＴＤの１５％ＯＦＦ。素晴らしい！！毎週通いたい！！（いまググッたところ、同じことを広尾のサロンでやってもらうと『ちょっと何言ってんだかわからない』ってぐらいお高価いようだ。おお怖わ。）
終わった後、足のマメがつぶれたため一旦ホテルに帰った旦那と待ち合わせ。そう、何もかもが行き当たりばったりにもかかわらず、さほど困らないことに気がついた。台北市内の見所は最寄り駅同士は少し離れているものの、実際はこうして簡単に行き来できる。どこもかしこも、近い。時間がかからない。地下鉄の本数が多い。タクシーも簡単につかまる。そして、いずれもリーズナボーなのだ。

というわけで鼎泰豊で遅ーい昼ご飯を食べるためにタクシーで乗り付けた（忠孝復興駅〜鼎泰豊本店　１１０ＮＴＤ）ところ、こんなに遅いのにウジャウジャ人がいて旦那がもう怒っている。だが、『相席可』と答えると超早く通してもらえたので旦那も満足していた。１０人がけぐらいの大テーブルに通され、ビシバシと注文。ほいさっさぁと並ぶ料理。もちろん美味い。ていうか日本と全く同じ味だ。ただ、量は多い。空芯菜の炒め物なんか、２把ぐらいあるんじゃないかと思える山盛りだ。しかし普段からの野菜不足を認識している我々は２人で全部食べた。味が美味しいので苦ではない。ただ、この後予定していた冰館には行く気がしなかった。