親の心子知らず

今朝、ついに、搾乳機で搾っても痛い状態にまでなった。
乳の激痛で目が覚めたので両乳合わせて１００ｍｌ以上搾り出した。が、腋の下あたりが『サトウの切り餅』のような硬さのまま改善されていない。鎖骨の下はやや治まったが、それでも『賞味期限切れの大福』ぐらいで、谷間が不自然であった。おそるべし母乳パワー。しかたがないので旦那が会社の福利厚生でもらってきた冷却シートを両乳に貼り、脂汗を流しながら歯医者に向かった。

総合病院で下された診断はウエダ歯科医師のお言葉と同じであった。来週抜歯だ。

母は「ＧＷ明けまで夫婦水入らずで羽を伸ばせ」と言っていたが、とんでもない。這々の体で娘を連れ帰り、帰宅直後からぐいぐい母乳を飲ませた。丸一日粉ミルクばかり飲んでいた娘が、その後なんの疑問も持たずにすんなり母乳を飲んでくれたのはありがたいことである。行き場を失っていた乳は母乳パッドを外した瞬間から勢いよく吹き出し、飛び散ってあちこち汚しながらも私は娘に感謝した。それでも少しの間は痛いままだったが、ふと気が付いて風呂前に触ってみたら両乳とも『つきたての餅』の硬さに戻っており、頑固だったしこりも消えていた。

世の中不思議なことだらけだ。