今も空気を読めない日記 <ichigomomo’s blog>

日々自分のことしか考えていない「イリキ ひじり」の日記です。

トマト缶ナンピン買い

唐突だが、最近ものの味を感じにくくなった気がしたので味覚障害の検査に行ってきた。

まず行くのは口腔外来である。私の家の最寄りは歯科併設で、人気の医院らしく当日の予約は無理だった。でも週の前半に電話をして週の後半の予約を取ることはできて、今日である。

清潔で新しい待合室で待つことしばし、歯医者椅子に通されて、味のないガムを5分噛んで出てきた唾液を全部メスシリンダーに吐き出すという、成人としてあまりやりたくない方法の検査をする。
その後、舌の視診。色やザラザラ具合を見てもらう。
その後、舌を綿棒で拭ってシャーレの培地になすくりつける。口腔カンジダ症の有無を調べるためだそうな。
その後、味のついた液体を舌に載せて感じ方を調べる。

で、正常でした。
唾液が少ないと味を感じにくくなるそうだが、私の量は十分だったのでこれは否定された。
また、舌磨きをやり過ぎて舌が傷つき、味を感じにくくなるケースもあるそうだがこれも問題なし。中にはツルツルといえるほどの人もいるそうだが、私はザラザラでセーフだった。
そして具体的な検査である。私は甘いしょっぱい酸っぱい苦いの4種類全てで2番目に薄味の液体を判別できた(※5段階)。3番目が判別できないと『味覚障害』という病名がつくそうだ。
一番薄味の液体はわからなかった。医師が塩味の1番を試して下さったのだが、「ははーんこれはダミーの真水だな」と思った。だから一般的な尺度の範疇でも「鋭敏」とは言えない。のだが、たとえばガチの患者さんは最も濃い5番を載せても全然わからないそうで、私のような段階でさあ治療という必要性は基本的には無いそうだ。

念のために2週間後に口腔カンジダ症の結果を見ることになったが、ひとまずはシロということで解決した。

帰り際に医師と相談し、予防的な意味で亜鉛の錠剤を買った。この服用により1番全的中レベルまで感覚が復活する可能性もあるそうで、期待はいやが上にも高まる。治療そのものの3割負担よりも錠剤の方がお高価かったけど、逆に言えばその程度のお料金で診察してもらえるともいえる。本当になってしまった場合、発症から半年経つ前と経った後では治療開始から完治までにかかる時間が断然異なるそうなので、心配な方は早めに行かれると良いだろう。