JALと雪の女王
娘も小学校に入学して久しく、もう多くのことを一人で出来る年齢である。
なので今回の帰国は一人で飛行機に乗せることにした。
息子は、たまたま日本に用事のある旦那が先に連れ帰ったが、娘は日本人学校の始業式が異様に遅かったり、帰省先で通っている習いごとがあったりで、いっちょやってみっかということになったのだ。
JALの場合、一人での搭乗は5歳から可能だ。
送り届け人と引き取り人である大人を予め登録しておく必要がある。
- 送り届け人と引き取り人は当日変更不可。父が急用で母が来たとかはダメなのだ。なのでうちは、旦那・私・父・母全員を登録した。登録人全員が同席する必要はないとのこと。
それら必要事項の記入された書類は児童本人が携帯する必要がある。
- なので、物凄い勢いでものをなくす子とかは無理ということになる。娘も大概忘れ物の多い子だが、そこまでではないと判断した。
児童の搭乗手続きは送り届け人が主に行うことになる。
搭乗手続完了後は羽田空港の地上係員が案内してくれて、パスポートコントロールも係員の誘導の元で行われる。
搭乗口での待ち時間も地上係員の目の届くところで過ごし、時間が来れば搭乗。時間が来れば離陸。
飛行機の着陸後は北京空港の地上係員が案内してくれて、パスポートコントロールも係員の誘導の元で行われる。
- 娘の時は日本語可能な中国人スタッフだったそうだ。
出口にいるのが予め登録された引き取り人本人であることが地上係員によって確認できれば、引き渡し。
混んでるエレベーターに乗ってタクシーに乗って、帰宅。
というわけで、一応一人旅ではあるが児童が本当に独りぼっちになる瞬間はほぼ無く、あるとすればスッチーさんが忙しくされているときだけである。といっても飛行機では連れ去って降りることができるわけでもなく、また他の乗客の目もあり、防犯面で問題はないものと考えた。
まあ私も、このブログが炎上するのはそれなりにイヤだし、私生活で井戸端が炎上するのはもっとイヤだったのであまりおおっぴらには話さなかったのだが、本人はジュースを飲んでご飯を食べてお菓子を食べてビデオを見て、特に問題もなく乗りこなして無事にいるので、ここに報告する。
ちなみにこれに先んじて旦那が知り合いの航空会社職員(北京勤務)に話を聞いたところ、そういうことをする子供(というか親)はしばしばいるという。レアケースじゃないみたいよ。
他方、この件を受けて知り合いの奥様から「これからは龍宝(大廈)とかも一人で行かせるの?」と聞かれたけど、それは10年後でも無理。
日本の新幹線も向こう5年はねえなと思っている。理由はもちろん防犯面。
もちろん多くの母親にとっては低学年の単独搭乗もとうていあり得ないわけで、このへんは各自の考え方次第だとは思う。
ご参考まで。