今も空気を読めない日記 <ichigomomo’s blog>

日々自分のことしか考えていない「イリキ ひじり」の日記です。

巨人の快進撃

土曜日なので、6月17日通りの蚤の市に行った。
ベルリンの夏は朝方と昼でだいぶ気温が違うので早朝にパッと行きたかったが、10時開店とのことなのでその時分に行く。
最寄りの地下鉄駅から地上に出ると、通りに面してわかりやすいテントがずらっと並んでいる。数も多く、見応えがあった。
銀製(?)の食器、貝製っぽいスプーン、あからさまに在りし日の姿が想像できる毛皮のコート。どれも面白い。
けど『これだーー!』というものが無く、結局何も買わなかった。

ただ一つ、マイセン焼で持ち手のないデミタスカップが緑茶に合いそうだったので欲しかったが、値段を聞くと受け皿別で45ユーロとのこと。うーん道っぱたの店で6000円近い買い物はちょっと。ここベルリンにもマイセンのアウトレットがあるのでまずそっちを確認してから、と思ってそっちを訪れたら受け皿と合わせて36ユーロだった。ムカ着火ファイアーになりながら3客買い、ホテルに戻るとその道すがらで旦那が

「路上の店で買い物するなんてカネ出してウ●コ買うようなモンだろ」

と、ずっと黙っていたような声で呟いた。
ガックリする私。

実際に激しくぼったくられるところだったし、私こういうの向いてないんだろうな、きっと。
そういえば昔、口調のおかしい店番の居る雑貨屋で薬草とかの必要品を買った後、店を出て袋の中を見たら全部うまのふんだったことがあるわ。
知識のある人はお宝を見つけることができるんだろうけど、才能がないんじゃしょうがない。正規のアウトレット店だけが、私(たち)が心落ち着けて買い物できる唯一の場所だ。