今も空気を読めない日記 <ichigomomo’s blog>

日々自分のことしか考えていない「イリキ ひじり」の日記です。

チーズフォンデュデビュー

『離陸前に読む本』作者代表格のカラスヤサトシ先生による本をこのたびゲットし、読んでいたら不意にスイスのことを思い出した。

私の海外旅行デビューはスイスである。珍しいでしょう。利用したのは、一度お潰れになったswissairである。しかし母の勤務先の関係で取ったそのツアーはスイスの中でもマイナーと思われる街(というよりせいぜい『町』)への滞在が必須で、しかも料理は毎食指定、当時から肉好きだった私にすら手の付けられないものが出てくるし、実に不本意であった。

しかし旅行会社も多少気を遣ったのか、3日目ぐらいにカレーが出てくるという話だったので期待していたら、出てきたのが真っ黄色のカレーでカシューナッツが載っており、カラスヤ先生のこの本に載っているのとほぼ同じ体裁だったのでスイスにまつわる残念な記憶がズルズルと蘇ってきた。味は勿論まずかった。

私もあれから倍以上に歳を取った。旅の段取りもいろいろわかってきた今なら、スイスをもっと楽しめるのかも知れない。
何故こんなことを思ったのかというと、夏の旅行の帰りの便はZRH乗り継ぎだからである。イヤでも再度立ち寄らなければならないこの空港とこの街に関する気持ちが残念なものばかりだと、出発までの毎日の間、私が可哀想でしょ。

なお、待ち合わせ時間が70分しか無く、日に日に不安が募っている。