今も空気を読めない日記 <ichigomomo’s blog>

日々自分のことしか考えていない「イリキ ひじり」の日記です。

アレな大人

明けて今日は、スワロフスキー本店に行った。
3階建てのきらびやかな店舗。しかし中国人がいたので私の心は閉じた。
最近はアクセサリーが主流なのか、置物の方は思ったほど数がなく、旦那はカフスボタンを買っていた。私は店内のアクセサリーには興味がなく、早急に『シシイスター』へと意識が移った。
シシィスターの宝石屋さんはスワロフスキー本店の裏っかわにある小さな広場に面していて、スワロフスキーのほぼトイメンにある小さくとも重厚な店舗である。

私「シシィスターがほしいざます」
マダム「どうぞこちらへ」

奥の部屋に通され、渡されたパンフレットには日本語の解説が書いてあった。観光名所はシェーンブルン宮殿*1を含め全スルーの我々にとってヨーロッパで日本語を目にしたのは2回目ぐらいであった。

旦「・・・日本人いっぱい来るの?」
マ「いらっしゃいます」

そんな会話の間にもパンフで確認すると、商品展開は色々されていたがシシィが髪に飾っていたの(のレプリカ)は1個13500ユーロ也。円高でユーロがお買い得といってもこれは。後ずさりで宝石屋さんを後にし、泣きながらスワロフスキー本店に行ってちょっとでもそれらしいものをと探したらズバリ『エリーザベト』という名のそっくりブローチが26ユーロで売っていたので即決した。500分の1の値段に旦那も苦笑。
旦「そらハプスブルク家も傾くわ」
私「そうだそうだこんなもん5も10もつけて」
と言いながら店を後にし、私はブローチを大事にカバンにつけた。

ところで後々思い出したが白羽さんはエリザの研修旅行の際、ここウィーンでシシィスターを27個お買い上げされたとか。それってどっちですか。個人的には、13500じゃないほうであってほしいのだけれど。

【追記】
白羽さんのブログにある画像はモノホンだ。
ええっと・・・なんかすみませんでした。
【追記おわり】

その後、ホテル・ザッハーでウインナーシュニッツェルとザッハトルテを食べた。
シュニッツェルはそこそこ大きさのあるものが2枚出てきて、『こんなに食えるかい』と思ったが肉が日本のとんかつのように厚くなかったのでぺろりといけた。味もちょうどよい。レモンが目の粗いガーゼにくるんであって、ぎゅっと握っても種が皿に落ちないところが素晴らしい。

ザッハトルテも美味かった。

砂糖のないクロテッドクリームと一緒に口に入れるのが美味しい。メイドさんがみんな可愛らしかったし、おっちゃんのウェイターもいい味を出していた。

この後また昨日のカフェに行ってアイリッシュコーヒーを飲み、

ウィーン滞在記は終了。ヨーロッパはクリームが濃厚で大変よろしい。次はミュンヘンだ。ええ、ルフトハンザではなくエアベルリンですが何か。でもなかなかいいんだぞ、とくに今回は事前予約制でデーメルのドルチェを別途注文できたのだ。

クラッシュしたキャラメルパンケーキに粉砂糖をかけたものと、プラムの砂糖煮。7ユーロ。熱々で出される。まずいはずがない。
これを頼まなくても正規の機内食として食パン半枚分の大きさのサンドイッチが出るのだが、今回旦那が選んだのは美味しくなかったとか。そういうときにどういう気分になるかで、このお菓子の価値も変わるのかしら。私は大満足でしたよん。

*1:だってエリザ役が決まった朝海さんが『石造りで窮屈で息が詰まるようだ、旅に出たい気持ちがよくわかる』って言ってたもん