今も空気を読めない日記 <ichigomomo’s blog>

日々自分のことしか考えていない「イリキ ひじり」の日記です。

奇遇です

今、私はウィーンのカフェにいるよ。
いろんな人が集まってきているよ。
どこかで一度あったはずの人にも再会できそうよ。
ここはウィーンの中でも評判の良いカフェのようで、まだ暗くなっていないうちから8割ぐらいの席が埋まっていた。喫煙席と禁煙席があったがきちんと分けられていてストレスは無し。メニューが全編ドイツ語だったが眼力で『ヴルスト』の単語を見抜き注文。焼きソーセージとザウアークラウトと芋が美味しかった。野菜が不足しているせいか断続的に頭痛が起こっていたのでキャベツ優先で食べていたら、キャベツより美味しい芋を全部食べ切ることができなくて悔しい。コーヒーもうまかった。ミルクを頼みそびれたのでそのまま飲んだら意外と悪くなかったので、砂糖をほんの少しだけ足してそのまま飲んだ。

食べ物が美味しく、コーヒーも美味しく、お客さんは備え付けの液晶テレビでサッカーを見るおっちゃん、パフェを食べるカップル、チェスに興じるご老人。そしてスポーツくじの自動販売機、パワーストーンのガチャガチャ、色とりどりのチラシとポストカード、取っ手付きの枠で綴じられた新聞。何もかもが素晴らしいカフェだったので店名を記しておく。あと、細かいことだがコーヒーカップの持ち手が太くて少し傾斜が付いていて、とても持ちやすかった。

<Hummel>
http://www.cafehummel.at/



さて、そして本場のエリザベート
素晴らしかった。
人数はほぼ満員。老若男女まんべんなくいた。若いメンズとかも。人気があるんだなぁ。ただしぼっちはいなかった。

全部ドイツ語なのでどうかと思ったけど、エリザの台詞は一字一句まで全暗記が基本のヅカヲタには楽勝だったわ。
レイモンドシアターは、そりゃ大劇場や帝劇のように大きくはなかったし、座席の傾斜が少ないので最初は不安だったけれど、舞台装置が素晴らしすぎてそういった違和感はすぐに消えた。
今日はトートが一番手でエリザは二番手の人のようだった。どちらもひかえすぎざくらぐらいまでいるらしい。私は今日のシシイが一番可愛くて好きだなぁ。
座席数が少ない上に料金もお手頃なのにここまでできる、じゃあれとかあれはどこの中間業者が利潤を得ているんでしょうね。パンフレットも、東宝で2000円以上しそうな立派なもんが7.5ユーロ。良心的ですな。

私「マテ・カマラスは出ないのか・・・」
旦「陣内恭介は出るのか?」
私「出てくれりゃどんなにいいか」

しかし原典では革命家云々の話は全カットである。あのくだりは日本人向けの説明コーナーなのね。私は三色旗ドレスが好きだし、『ハンガリー独立運動』は香寿さん版と絵麻緒さん版と彩吹さん版と大空さん版を順繰りに聴くだけで1時間は持つタイプなので残念だったが仕方がない。あと、『HUSS』のラストはどうなるのかと思ったら“鉤三叉”とでも言うべき旗が出てきた。こういうのも興味深い。

というわけでベストシーンは

1.悪夢
2.勝ったのね
3.ミルヒ

となった。
最後に土産物コーナーでオルゴールを購入。買うときは何の曲かわからなかったが部屋に戻って回してみると『私だけに』だった。回せばいつでも私の心の白羽さんが大階段から降りてくる。