今も空気を読めない日記 <ichigomomo’s blog>

日々自分のことしか考えていない「イリキ ひじり」の日記です。

三上を甲子園に連れてって

北京に来た当初はタクシーのレシートを必ずもらっていたが、いつのまにか「不要」と答えるのが当たり前になり、最近では印字を待たずにスタスタ去るようになった。
しかし先日、多分初めて、私が行き先を告げた直後の出発前に「发票要吗?」と聞かれた。反射的に「不要」と答えると、運ちゃんは『じゃ10元ね』と言いながらニヤッと笑い、メーターを倒さずに空車表示のまま走り出した。うぉぉぉぃ何かに荷担してしもうたよう。

しかしボラれたわけではないため、私自身は何の損もしなかった。じゃ、むしろこっちから『レシート不要』って言っちゃっても良いんでないかい?達人ならそれをタネに値切り交渉とかできるんでないかい?

等と思いながら今日、SOSクリニックにタクシーで行って息子を脇に転がしながら保険の手続きをしていると、息子の靴が片方脱げている。変な叫び声をあげながら建物内を探したがどこにも落ちておらず、タハー(ノ∀`)となっている私に日本語担当の受付嬢が、
「レシートをもらいましたか?あればタクシー会社に連絡できます」
そうかぁぁぁ!!そのためのレシートか!!!(※ちがう)

というわけで連絡ができず、ここから家までずっと抱っこしたまま移動するのイヤだなぁとか思いながら待合室で待っていると、さっきの受付嬢が
「タクシーの運転手さんが持てきてくれましたよ。」
と息子のボロ靴をくれた。
息子に履かせるより先に駆け出そうとする私に、
「もう行っちゃたです」
と受付嬢。あああなんと紳士な司机であろうか。運転手さん、ありがとうございました。

というわけでみなさん、レシートはもらっておきましょう。