今も空気を読めない日記 <ichigomomo’s blog>

日々自分のことしか考えていない「イリキ ひじり」の日記です。

ユートピア眩し

糖朝に関しては残念な結果だったが、目ざとい私は香港新世界方面行きの地下鉄の中で「ドンク」と書かれた紙袋を持っているギャルを見つけていた。

ドンクですよ。

D・O・N・Q ドンク!

私が朝陽区じゅう探し回って、最近やっと日本並みの味のパンを出すパン屋を見つけたってのに、上海にはDONQがあったのだ。ムキーッ。

調べてみると泊まっていたホテルの向かいのビルの地下1階にあるらしく、テクって出かけた。
超蒸し暑い。なんじゃこりゃ。
北京もいい加減暑いと思っていたが、上海はそれ以上だよ。
しかも冷房の効きが強烈すぎる。アイスコーヒーが飲めない。
ドンク上海店*1は看板部分に『ドンク』とカタカナ書きされていた。日本じゃアルファベット表記だと思うんだが、カタカナのほうがナウイのだろうか。*2

寒さに震えながらめんたいフランスを買い(←これがまたお手頃価格で美味なんだ)、ひぃひぃ言いながらホテルに戻った。チェックアウト後、ホテル1階の中華屋で上海点心を食す。おソースの色は濃いが味付けは日本より薄いぐらいで、美味しかった。もっと安くていい店もあったのだろうが探し回る体力が無い。

でも上海は楽しいね。金にあかせて作ったような建築物と、広い川があって。
北京の我が家の近くにあるのはいつか川になりたいドブだから。臭いし。
旦那は「この上海川だって水質的にはとても褒められたもんじゃねーだろ」って言うけど、文明人としては水が近くにあるかどうかが問題なのだ。

で、その川を渡るために、今日は地下鉄2号線ではなくゴンドラを使った。
これもまた我々が4〜5歳のときに「ぼくたちの考える21世紀」とかいうテーマで絵に描いたようなパビリオンで、なんともいえず面白かった。

その後、『外滩』と『豫园』を駆け足で見物し、地下鉄で虹橋空港に行く。
上海のスタバで売られる予定の月餅が、華北地域のそれと比べて明らかに美味そうな上種類も多かったのでまたムカムカした。
ここでまた北京には無いシナモンロールを買い、ドンクのパンと共に上海土産として帰途についた。

*1:上海には5店舗ぐらい有るようなので、実際はこの名前ではないはず

*2:追記。『DONQ』の商標は他の人に取られたそうな。