今も空気を読めない日記 <ichigomomo’s blog>

日々自分のことしか考えていない「イリキ ひじり」の日記です。

誰がどこを歌っているのか

相手の文化を知るためには、まず自分の文化について知らないといけない。
というコラムを、学生時代に英語の授業で読んだ。
言うまでもないことだが、原文を読んで感銘を受けたのではなく解答編の日本語訳を読んでやっと意味がわかった私だ。
その続きには、英語をちょっとかじったぐらいで国際人だとか気取る前に、日本語の理解を深めよとあったので、受験勉強においても英語より国語を優先させた。
更に言うまでもないことだが、国語の成績も大分悪かった私だ。

それでも大学を卒業できたし就職も出来たのでちんたら過ごしていたら、今こういう状況になって、テキスト内の文章は読めても老師との雑談に四苦八苦の私。
老師「日本にはどのような祝日がありますか?」
私「えーとえーとえーと・・・・」
祝日はわんさかあるが、解説もしなければならないとなると・・・たとえば憲法について説明するには時間が惜しいし、戦後呼び名が変わった記念日などを挙げて政治的な話をするのもイヤだ。
一生懸命考えていたら、ピンとひらめいた。
私「東京オリンピックが始まったのが1964年の10月10日なので、それ以来10月10日は“体育の日”という祝日になっています」
これはそれ以上の説明が不要だったのでその後も話が弾んだ。
老「北京オリンピックは2008年の8月8日8時8分に始まりました、中国人は8が好きなのです」
などなど。

で、帰宅後旦那に、政治抜きで日本の文化を伝えることが出来たと話したら
「『小日本ごときが大中華より先にオリンピックを開催したのはケシカラン』とか思われているかもよ」
とのこと。
私自身は、日本語を勉強してまで日本人と接することを自ら望んだ人がそこまで露骨に見下しているとは思わないんだけど、仕事で中国人と接する身には、いろいろ降りかかるのかもしれないね。