今も空気を読めない日記 <ichigomomo’s blog>

日々自分のことしか考えていない「イリキ ひじり」の日記です。

やはり北京は修羅だった

中国語の授業の際、冒頭でいつも『你好吗?』『我很好』という会話を老師とするのだが、ある日「ちょっと頭が痛いです」と(日本語で)言ったところ、日本人に評判の良いという中医マッサージ店を教えてもらえた。

そんなわけでSOSクリニックもある琨莎中心の3階にやってきたのだ。

ここは、情報紙のジャピオンにも出ている店だけあってオール日本語可。問診は日本語ネイティブと思われる方が通訳について下さり、細かく聞かれるので私も体の不調をとりあえずすみずみまで言う。
中医のQ先生は私の脈を取ったり、眼を見たり、舌を見たりしながらカルテに数値を書き込んでいる。どの数値がどういう意味かはわからないがパッと見は完全なアシンメトリーだった。右目の数値と対応するのが左目の数値とは限らないのか?とか思っていたら通訳のお姉さんを通し、背骨が首から腰までにかけて全体的にいがんでいることを通告された。ああ、そうだと思いました。
またそれに加え、肩の筋肉が10年以上掛けて徐々に痛んでおり、痛んだ状態に体が慣れているとのこと。修復のためにはこちらのほうが時間がかかるらしい。

しかしそれより何よりショッキングだったのは、
「イリキさん、お水は1日にどれぐらい飲まれますか?」
「あ、私、水飲まないんです」
やはり、と言って通訳のお姉さんは続けた。
「水を飲まないために排毒がすすまず、お酒を飲んでいないにもかかわらず肝臓がかなり悪いです」
ズコーーーッ。
みんな、水はたっぷり飲もうね!!

で、診察の後は『推拿』をしてもらうことに。うつぶせの状態なのできちんとはわからないが、これはQ先生だけではなくお弟子さんも含めた2〜3人の方が入れ替わり、あるいは同時にしておられる様子。マッサージとは異なり、施術内容は左右で異なる。また、ぐりぐり痛む場所も「おおっそこそこそこそこそこ!クハーッ」という感じではなく、普通に痛い。

1時間ぐらいの後、再びQ先生がやってきた。私の頭を抱え、首を大きくひねる。
『力を抜いて下さい』“ボキャボキャボキャボキャ”
「あべしっ!!!」
『はい力を抜いて』反対側に“ボキャボキャボキャボキャ”
ひでぶっ!!!」

その後背骨にも腰骨にも「たわば」的なことを施され、骨のズレはこれにて矯正されたのだという。ただし私の場合は他もいろいろ悪いので、またあまり日を空けないようにしながら定期的に通う必要があるらしく、すぐに次回の予約を取った。
治ってしまえば定着して通院不要になっていくそうなので、教えてもらったストレッチを実践し本帰国までに健康になりたい。