今も空気を読めない日記 <ichigomomo’s blog>

日々自分のことしか考えていない「イリキ ひじり」の日記です。

ヘカテへ出られるよ

今日の黄砂はすごかった。
夕方、そこそこ高い位置に白く光る○が出ていたので、「あれは太陽?月?」と旦那に聞いたら「あんなに明るいのが月じゃねぇだろ」と一蹴された。言われてよく見ればクレーターが無かった。でも、肉眼でじっと見ても眩しくない、ただただ白いだけの○だったのよねぇ。
撮影しようと思って携帯を構えたが、辺りを見回すとアメリカ大使館とイスラエル大使館があったので急いで鞄にしまい逃げるように立ち去った。

というわけで今日のディナーは天禧九号である。
ここは北京ダックが絶品とのことで、事前に個室と共に予約をしておいた。予約をしないと焼くのに50分かかるそうよ。
超高級な店内に目を丸くしながら案内された個室へ向かう我々。個室も簡素であるがゴー☆ジャス感が半端ない。部屋にテレビもあったし。ただ電源の入れ方がわからんかった。
まず子供達の興奮をなだめるためにジュースを注文。今日はオレンジがないとかで西瓜ジュースを頼んだら、本当に西瓜をすりつぶしただけのような濃厚な甘さで、うまい。ただフードプロセッサーの熱か、敢えて冷やさない考えなのか、常温以上にぬるかったが、そのせいでなおのこと甘みが引き立っていた。氷と一緒にガーッてやっていたらもっともっと水っぽかっただろうな。

そして、豆腐に特製ソースを掛けた料理と野菜の炒め煮(?)をつまみながら北京ダックを待つ。どちらも上品な味で美味い。美味すぎて豆腐の上に載っているのが鮑なのかエリンギなのか分からなかった我々夫婦に一流芸能人の道は遠い。
炒飯は普通の味だが、米粒がパラリとしていて、これで店を出せば華僑からいくらでも融資を引き出せる仕上がり。日本米と異なる長粒種だったが、子供達がぱくぱく食べていた。

そして北京ダック。ジューシーで美味い。
そう、サクサク感もあるが基本的には大董のとは異なり、ジューシーだ。もちろんこれはこれで美味しい。皮が薄いのも良い。ここではニンニクのすり下ろしは使わず、野菜とタレのみで味わう。ダック1枚1枚が薄く切られているので、私は2枚ずつ包んで食べた。美味しかったなぁ。

というふうに全て美味しかったのであるが、北京ダックを夢中で食べていたら他のおかずを食べきれなかったので、包んでもらい持って帰ることにした。こんな超高級どころでも持ち帰りがOKなのが中国の良いところ。服務員さんに頼んだら使い捨てのプラッチックケースに、店のロゴの入った不織布のバッグまで用意してくれたので、明日の朝食までゲットできて嬉しい私である。

なお当然のことながら、お値段は高かった。でも非常に上品で洗練された雰囲気の店なので、大切なお客様をもてなすのに良いのではないだろうか。こういうところでもてなされる身分に、早くなりたいね。