他にはもうないよ

頼んでいたオーダーメードのダウンコートが、やっとできてきたよ。帰国に間に合った。
某オシャレブランドのダウンコートに似せてつくってもらった。といっても、私の体型に合わせているし、膝下まであるし、袖口は風が入り込まないようにキュッと絞ってもらったし、邪魔なベルトはつけないでとお願いしたから大分違った形になっていると思う。でもダウンの量が日本の既製品とは違うからすごく暖かくて、これさえ着れば下はヒートテック1枚のみで良いのでますます着ぶくれを抑えることができるという夢のようなコートなのだ。試しに歩いてみたけど、零下１０度の風の下でも体は汗をかいている。むき出しの顔は冷たくて感覚がない。

で、そのダウンコートを何処で作ったかというと・・・
旦那の会社の方に、紹介していただいた個人だった。
一応名刺はもらったけど、話によるとその職人さんは秋頃上京して冬じゅうオーダーダウンコートを作りまくり、その間の寝泊まりはすごい・・・ところをルームシェア。春を過ぎたら遠くの故郷に帰って夏は悠々自適（？）に暮らす、そして来年同じように上京するかどうかはまだ決定していないとのこと。一定の収入とか終身雇用とかの固定概念から解き放たれた、私の知らない世界だ。
北京在住者ブログがあまたある中で、ダウンコートをオーダーメイドした！という報告は実に多くあるのに、よくよく読むと誰も『具体的に誰に依頼したか』を記述していないことに気付かれた方は多いのではないだろうか？私も日本にいるときから調べまくったが、具体的に書かれていない理由すらどこにもなく、残念と不思議が半々だった。しかし、少なくとも私がお願いした方はそういう理由があるので、やはり書かずにおこうと思う。