今も空気を読めない日記 <ichigomomo’s blog>

日々自分のことしか考えていない「イリキ ひじり」の日記です。

おぼえがき2

紅橋市場にも行ったよ。
ここも、女人街とはまた違った雰囲気のバッタ屋。
入っていきなりPSPのバッタモンがたくさん並び、店員がみな我々を呼びこむ。日本人相手に一目見てわかるあからさまなPSPのバチを売ろうとすんなや。なめんな。
階により違うバッタモンを扱っており、2階ではブランドモンのタグが付いた鞄がワゴンに積まれ、服飾関係もたくさん吊るされている。そういう開き直った製品は結構好きな私。
3階は貴金属関係。ただの金属だと思う。
4階になるとぱったりと人通りが途絶えて、ここでは高品質の真珠を扱っていると書いてある。『ある万引き主婦がこんないいことを言いました』並に聞く耳持てないし。

お土産に使えそうな小物は1階に多くある。私の目当ては、朱肉。旅行に行くたびに土産交換をする同僚向けに、中華テイストの容器に入った朱肉がほしい。
あまりちゃんと調べずに、判子屋で在庫を聞いてみた。朱肉を中国語で何て言うか調べて行かなかったので、それを伝えるのに先ずえらい時間がかかったが、最後には伝わりお姉さんは龍の絵の付いた陶器製の朱肉を出してくれた。
もともと複数個買う予定だったが、旦那が先ず1個の値段を聞いて様子見。
姐「50元(^^)」
そりゃねーわ、とナチュラルに顔が曇る。すぐに
姐「45元」
てことは初めから相当吹っ掛けてんじゃん。
姐『今ならこの素敵な化粧箱をお付けします』
いやいやいやいやどうみても予め付属していた品だし。
姐『わかりました、いくらぐらいをご希望ですか?』
旦「25元」
姐『わぁ困った』
旦「2個で60元」
姐『2個80元ではどうかしら?』
私「わかった3個買おう」
旦「3個100元にして」
姐『3個110元で〜(^▽^;)』
最後に105元で粘ったけどこれは通らず、3個110元で買った。まあまあだな。
支払うとき、「10元札あるよ」「こっちにもあるから大丈夫」なんてことをやっていたらお姐さんが『両方ちょうだい♪』と両手を出しておどけてみせ、和やかな雰囲気で取引は終了した。

土産物については、1階で売っているちゃちぃ光学マウスも候補に入れたが、デザインのバリエーションが案外少なくて買うには至らなかった。また、PS3で使える「40in1」を提示されたので冷やかしで値段を聞いてみたら、640元とのこと。高ぇよ。店員は『1つあたりたったの16元の計算です!』とアピールするけれど、さすがに苦笑しちゃうなー。

ふと気が付くと、私が興味ありげに商品を覗く度に掛けられる言葉は「How much?」だった。なんでそれをお前が聞くんじゃ。と思ったら、旦那が「『いくら(なら買うか)?』ということでは」と推理。なるほど。

ちなみにここでは定価の2〜3倍ふっかけるのが常識だそうなので、あの朱肉も本当の売価は20元以下なのだろう。けど悪い気分じゃないし、物も問題は無いようなので、また同じお姐さんから買ってもいいくらい。
そのときは、1個30元以下で売ってほしい。

ところで、私はまったく意識していなかったが、旦那によると紅橋市場では良番をほとんど売っていないとのこと。そういえばなかったわ、携帯電話の、末尾4桁が『7777』みたいな電話番号が。紅橋でも林檎や黒苺の端末は売っていたけれど、女人街ではそこかしこで『11111』や『8888』で終わる電話番号が掲げられていた。一瞬滞在するだけの外国人観光客は中国の携帯の名義まで求めないので、女人街より紅橋のほうがより彼らを意識した商売なのだろう。