今も空気を読めない日記 <ichigomomo’s blog>

日々自分のことしか考えていない「イリキ ひじり」の日記です。

新しい君へ

今日もまた、娘に薬を飲ませるところから1日が始まる。
それはいいんだけど、今日は3月23日だ。
つまり、通院開始からまる2ヶ月も経ってしまった。そりゃ最初は中耳炎ではなかったけど、それもたまたま『中耳炎と判明していなかった』だけなのだ。とにかく、ポララミンを2ヶ月欠かさず飲んでるわけよ。
というわけで、一昨日もらった薬はまだ残っているが明日の天気予報を聞いて今日のうちに長都耳鼻咽頭科に連れて行った。娘に薬を飲ませ続けるのが嫌になったのだ。鼓膜切開してもらおう。旦那が午後休を取っていたので、旦那も連れて行った。

会社のママ友から話を聞いたり、ググったりして一通りのことは調べたが、内心では「まあ一昨日より改善していたら切らなくていいわけだし」と期待していた。
しかし、長都医師の判定は
「あーこっちも溜まっているなぁ」
ん?『こっちも』?ていうか右耳は先週初めに空になったはずだけど?
「ちょっとテレビカメラで見てみましょう」
いつもの通り、隣の椅子にセットされた耳用カメラに案内される。相変わらずうちの娘は耳くそがたまってんなー。しかし今は耳くそどころではない。
「右耳にも水が溜まっちゃってます。これ全部濁っているんです、ね。お母さんの鼓膜はほら、白いですけど」
私の耳をこれで見るのは初めてだ。確かに、白かった。・・・ガックリ・・・・
長「これ両方とも濁ってきてるんで・・」
私「はい、もうこれで2ヶ月・・」
長「うん」
私「切開を」
長「そうですね、いいですよ」
そうと決まったら準備はてきぱきと行われた。この医院では、鼓膜切開は麻酔をかけた上で行う方針のようで、『12分間、点耳薬を流し込んでじっとしている』を2セットするとのこと。12分。2歳の子が。じっと。・・・一瞬不安が頭をよぎったが、指示に従った。
すると、この麻酔はただ液体を耳に流し込むだけではなく、体に電極を繋いで微かに電気を流すというものらしい。それはなんだか効きそうだな!!といやが上にも盛り上がる私は科学万能説を信じすぎだ。娘も12分間、上機嫌ではないにしろじっと寝転がっており、ほっと一安心である。
ところが、右耳の麻酔を終えて左耳に同じ電極を差した途端、娘が「いたいいたいいたい」と火がついたように泣きだした。
思わずあっけにとられる私。旦那は一瞬素早く動き出し、暴れ出す娘をがっちり保定した。しかし、徐々に慣れてくるかと思ったのにその気配が無く、5分経っても7分経ってもずっと同じテンションで叫び続けたのでさすがに先生がやってきた。
長「電極が深く入りすぎていたのかな」
少し調節してもらったが、もちろんそんなことでは泣きやまない。痛み止めの麻酔がここまで痛いとはどういうこっちゃ。しかも、右と左でここまで違うというのも合点がいかない。
旦「さっきは右耳と右腕に電極を繋いでいる、今回は左耳と右腕を繋いでいるので回路が違う」
そういうことでこうも違うのかねぇ。痛みの感覚は共有できなくてもどかしい。

で、そこまでしたにも関わらず、鼓膜を破る時にも大変痛かったらしい。私の膝の上で3人のナースにがっちり押さえつけられていたことも相まってか、ネブライザーの客すら一切寄せ付けない号泣ぶり。細いチューブで中の水を吸い取る時も絶え間なく叫び続け、診察室はまるで戦場のようだったよ。


ただ、出してしまった後は気持ちが良かったらしい。帰りにコンビニに寄ったらワッフルを手に取り、本当はあまり食べさせたくなかったけど今日のねぎらいに買い与えたらにこにこ喜びだした。これで解決、なの・・・?