今も空気を読めない日記 <ichigomomo’s blog>

日々自分のことしか考えていない「イリキ ひじり」の日記です。

時間返して

今日で香港ともさようなら。
明日から働くので最終日は朝一の便で帰ることにしていた。ペニンシュラのボーイがさっとドアを開けてくれて、パパッとタクシーを呼び込んでくれた。それだけでなく、運ちゃんにトランクを開けるよう指示して「九龍駅まで」と広東語で伝えてくれた。親切!
なので安心してドッカリと座っていたら、走りながら運ちゃんが「エアポート、エアポート」と言う。
旦那によると、どうも「空港まで連れて行てやろか?断然早いアル!」と言っている様子。英語で。
旦「いや、九龍駅までのつもりで・・」
運「みんな空港まで行くアルよ!早いし、乗り換え要らないから荷物の持ち運びもナシアルネ!Youエアポトまで行ちゃうアル。」
旦「いくらかかるん?」
運「だいたい280ぐらいアル」(※トランク使用料5HKD及びホテル敷地内への呼び込み料20HKD含)
そこで旦那と私の所持現金を合わせてみたら、250HKDと小銭しかなかったので、(びびび貧乏ちゃうわ。たまたまお現金を持っていなかっただけだよう)
旦「俺ら250しかもってないんだよね」
と言ったら、運ちゃんそれでOKとのこと。やったね。

到着したら273HKDだった。小銭を全部合わせたら全部で265HKDぐらいあったので全部渡そうとしたが、運ちゃんはトランクから荷物を取り出した後最初の約束通りの250HKDだけ受け取って颯爽と去るのだった。よっナイスガイ。
香港の最後に人の心の温かさに触れて清々しい私だったが、旦那は「もし『そんな約束はしていない』とアジト的な場所へ連れて行かれたらどうしよう」等、もう少し深刻に考えてたらしい。ちなみに結論は「オクトパスカードには最低でもデポジット分の価値があることを香港人なら誰でも知っている。なのでこれを渡して不足分の充足としてもらおう」ということらしい。・・・・・今後、香港で困った人は使ってみてはどうですか。時計を置くようにオクトパスカードを置いて帰るわけよ。払い戻しには7HKDかかるので実際には43HKDしか戻ってこないけど。


というわけで、無事日本に着いた。
帰りの機内食でも茶そばが出た。
あと、この旅では全体的に、
『大人の極楽ガイド マカオ 香港』実業之日本社
にお世話になりました。大人の極楽ガイドだけあって、カジノのルールが詳しく書いてあったのでフライト中に読むのには良いと思うけど、大人の極楽ガイドだけあって女の子の買い方とかも事細かに書いてあるので節度を持った読み方をしようNE。私はユーモアの分かる女なので楽しく読めたけど☆
あと、マカオのことはきったない穴場食事店のことまで書いてあったのに香港の話題になると急にぞんざいになるので、まっとうな香港本をもう1冊買うことをいろんな意味でお薦めする。しかし。現実的に本当に役に立ったのは、本当は歩けない(蒸し暑すぎて・・・)のにあたかも歩けるかのごとく書かれたあの本よりもこの本。大人の極楽ガイドがなければ我々のマカオ滞在は夜も日も明けなかった。実業之日本社さん良い本をありがとう。決して上手ではないのに妙に色気のある姐ちゃんのイラストが印象的だった。

ああ、またいつか、行きたいわーーー!