今も空気を読めない日記 <ichigomomo’s blog>

日々自分のことしか考えていない「イリキ ひじり」の日記です。

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朝早めに目を覚ますと、旦那が落ち着かない様子でいる。育ちがいやしいのでこのホテルの雰囲気にすんなりなじめないようだ。
アルマハは何もかもが異世界っぽ過ぎて実感がわかなかったんだが、ペニンシュラの豪華さはリアルなんだよな。風呂もベッドも、素人にとって非常に分かり易い高級品なわけよ。
一方私は空気を読まずにアメニティをチェックしていた。ここのスリッパは晶華飯店にあったものよりしっかりしていた。だからってお持ち帰りしても、社宅とかと比較して高級すぎるそのロゴがギッてきたギッてきたと大主張をするのでやめたほうがいいんだよ。うちでもアルマハのスリッパをいまだに使ってなくてさあ。
朝ごはんは糖朝にした。ここは朝早くからやっているので便利だ。品数が多いから昨日の深夜に引き続き行っても飽きないし。粥中心に注文して、でもやっぱりメロンタピオカも注文して、そして山岡さんも好きな油条を注文して粥にくぐらせながら食べたら、美味しかった。

食後、今度こそビトン屋に入って目当てのカバンを買い、それを下げてペニンシュラまでの道のりをウイニングランした。前から欲しかった布のカバン(ピンク)。嬉しい。と、同じ通りで、旦那がウインズみたいのを見つけた。ので、よく分からないけど沙田に行ってみたのだが、競馬場にはたどり着けなくて断念。疲れる前に帰って、ペニンシュラ内の売店で上海灘の服をお一つ購入。チャイナドレスの形をベースにしたような服なんだけど、生地が綿とシルクの混紡の薄いニット地で黒一色のため、中華過ぎないところがよろしい。

昼はジモティな店でラーメン(なのか?)。ちょっと鹹水くさい。肉団子がいっぱい入っていた。肉団子と言っても、日本のそれのように『口の中でほろりとほどける』とかではない、かなり本気の固さで食べ応え充分だ。これは、日本人の私に言わせてもらえば日本のラーメンの勝ちだな。しかし日本円で300円程度なので文句は言えない。

夕方、地下鉄で中環駅に行った。ビクトリアピークで夜景を見るには少し早かったので、駅近の上海灘をまた見た後、陸羽茶室に行ったらやる気のない店員ばかりで旦那がぶちぎれた。気持ちは分かるけどよ、大人として男として店内で怒りを露わにするなや。味は美味かったので追加でもっと頼みたかったけど、旦那がイヤだって。

ビクトリアピーク行きのトラムは超混んでいたけど、傾いていて面白かった。景色も良かった。すごい急な登山鉄道なのに途中駅があるのは、住んでいる人がいるってことかい?難儀だなあ。

ビクトリアピークはまあまあ大きいショッピングセンターで、いわゆる『土産物』はここで揃えることも可能な感じだった。それでいてオサレなカフェとかもあり、デートスポットとしてもいいかんじ。
私達は蝋人形館に入った。知っている外国人は、似ている。知っている日本人は、あまり似ていない。撮影は自由だがジャッキー・チェンだけは有料だった。キー。ジャッキーが一番好きなのに。悔しいので我慢したら、帰った後もっとくやしくなった。

ビクトリアピークの展望台は有料だが、「オクトパスカード」というSUICAの香港版のようなものを買えば勝手に差し引かれる。のは良いことなのだが、そのための自動改札機(1台しかない)を係員が逐一手動で制御していた。なるほど、子供とか団体とか、あるからねってコラー!!!人間がチケットに鋏を入れる方が数倍早いやんけ!!いや数倍とまでいくかどうかはわからないんだが、どえらい手間がかかることは間違いない。しかも、制御はワンタッチのボタンではなくいちいち鍵を差し込んでクイッと捻るのであった。この事態を想定していなかったのかい。
そんな思いまでして展望台に行くべきなのかと聞かれたら、答えはややイエス。別館の屋上からも夜景は充分見えるのだが、展望台そのものが視界を左2割ほど遮るのだ。私は行って良かったな。お値段は・・・忘れたので各自調べるように。

夜景を堪能して帰ったら、もう夜が更けていたので、夕食は糖朝にした。日本の点心料理屋より美味しいし、香港の店の中ではかなり清潔だし、それほど待たないし、そんなに高くもない。そして営業時間も長いので便利だよ。ジモティな店も良いけれど、3食ともそうするんじゃなくて、1回ぐらいここにしておけば気分的に安全なのではなかろうか。
で、我々は3食中2食を。糖朝にはじまり糖朝に終わる。