今も空気を読めない日記 <ichigomomo’s blog>

日々自分のことしか考えていない「イリキ ひじり」の日記です。

親に申し訳ない

カジノのことをもう少し詳しく話そう。
まず、“大小”をやってみた。サイコロの目の合計が4〜10なら“小”、11〜17なら“大”。ゾロ目は別枠で高い倍率が設定されている。また、“2と3と4が出る”のような細かい予想に張ることもできる。文字の書かれたマスに賭けたいチップを置くだけなので、話す必要はない。
私が100HKDを大に賭けた。大。200HKDになって戻ってきたので、『これを換金してホテルに帰ろう』と言ったら旦那に止められた。
以後チキンな私に代わり旦那がチップを操る。大が2〜3回連続して出たので、『もうそろそろ小が出るだろ』と小に張り続けたら6回連続で大が出て、その度に人が増えてその多くが小に張り、その度にディーラーにむしり取られていくのだった。で、最後、また辛抱強く小に賭けた面々の前に提示された目は“3・3・3”。
それを機にギャラリーも含めて多くが散っていき、我々も去りながら当然面白くない。で、『自分でキーを操作できないのは不愉快だ』ということになり、“ブラックジャック”の台に着いた。

そこであのLEEと遭ったわけだよ。


LEEは終始無表情だ。尤も、カードを操るディーラーがニヤニヤしたり苦渋の面持ちをさらしたりするのも良くないのだろうが。我々プレイヤーは泣くも笑うも自由だけど、カードに触れることはできない。不正防止か?プレイは卓上のみにて行われる。
(ここでの)ブラックジャックの大筋は次のような感じになる。

  1. ディーラーと交互にトランプのカードを引き、数字の和が21に近い方が勝ち。<2倍>
  2. 21を超えたら『バースト』、負け。
  3. 自分(プレイヤー)は、任意でカードの受け取りを停止できる。
  4. ディーラーは、17を超えるまでカードを引き続けなければならない。(17に達したら、それ以上引くことができない)
  5. 『any pair』といって、『連続で同じ数字が出る』というのに賭けることもできる。<11倍>

というわけで、我々は安全策をとってだいたい16ぐらいでストップをかけるのだが、LEEは当たり前のように20とか出すんだよ。ありえるか!ってくらい。
で、こっちがちょっと強気に14からもう1枚引くと10とか出てあえなくドボン。
ポイントとしては、こっちがドボンするとディーラーがどうなろうと強制的にこっちの負けになるということ。その代償として向こうは17まで引き続けなくちゃならないという危ない橋が設定されているんだけど、ああも21を出されると本当に危なくなってるのかどうか。数こなしたから何回かはディーラーがドボンしてるのも見たよ。でも絶対におかしい!*1

ま、こっちは固く金額を決めて遊んでいるわけで、『ここで負けたら所持金が23円しかなくなる』などという状況ではなかったので多少余裕を持って周りを見渡すゆとりもありました。完全に負け惜しみだ。しかしちょっと面白いこともあったんで書いてみると、

  1. 1回の勝負に1000HKD賭けてたおっちゃんは、カードの合計がいくつになるかをディーラーに確認していたりして、算術の基本から至っていない様子だったがどうやってあの金を稼いだのか。
  2. そのおっちゃんがときどき勝っていた。
  3. 自分がプレイヤーとなるだけではなく、プレイしている他人の勝負にチップを張ることもできる。
  4. ので、そのおっちゃんが勝つほうに賭けるおばちゃんがいた。
  5. 『自分が判断するのがダルいなら大小やルーレットに賭ければいいのに・・・』(旦那)

少しでも沢山楽しむ方法としては、そうだなー。ディーラーとタイマンだとサクサク進みすぎて財産ひんむかれるのが速くなるので、プレイヤーが沢山いる卓に着くのが良いと思う。(我ながらしょっぱいこと書いとるなぁ)

というわけで、この体験記を元に、読者の皆さんが少しでも勝ちに近づいたなら、私は満足です。読者の皆様は、マカオから香港に戻られる際にはヘリでペニンシュラへ凱旋してください。

*1:筆者は大学で確率統計学を専攻しましたが当然何の計算もせずにこの文章を書いています。