今も空気を読めない日記 <ichigomomo’s blog>

日々自分のことしか考えていない「イリキ ひじり」の日記です。

うどん粉ちぎって手裏剣

アルマハ2日目の朝。
我々は朝5時に起きて、鷹狩りに出かけた。
鷹狩り。
昨日の説明によると、ここでは朝夕2回の鷹狩りが催されていて、朝はファルコンのみ。夕方ならファルコン、イーグル、オウルのいずれかを遣わしてのハンティングが楽しめるらしい。その楽しさにそれぞれどんな違いがあるかよくわからんので、選択権がないと知りつつ朝を予約した。
で、私は、『(私が)ファルコンを使い魔的に操って、野生のトカゲか何かを捕まえさせる』というのを想像していたのだが、そうではなく、ここでの体験は『(インストラクターが)ファルコンを使い魔的に操って、予め用意しておいた鶏肉を捕まえさせる』というものだった。我々はそれを、スパークリングワインを飲みながら見学する。えっ、そういうもんなの?クライアントは実際にやらないの?日本人で有名な鷹のオーナーといえば徳川家康柴田善臣が思い浮かぶが、彼らは自分で鷹を放つよね??そう思うとしっくりこない気分でいたが、まあ、そういうものなのか。ちなみに、今回3羽のファルコンが技を見せてくれたが、彼らは750gから1kgの体重があるらしいので、地面と水平に伸ばした腕に着地させるのはたぶん難しい。
頼めば、肩に乗せてハイ☆チーズぐらいさせてくれたのかもしれないが、それを英語で交渉することはできなかった。エサの鳥肉(ウズラ)が、羽も脚もついたリアルな肉片だったのでちょっとドキドキした。

インストラクターのオサリバン(仮名)は、客の多彩な出身を考慮してその国に合わせた簡単な単語を覚えるよう心がけているらしく、ファルコンやイーグルは日本語で何と言うのかと我々に訊ねた。ファルコンやイーグルに日常触れる事のない我々にわかるはずもないが、若鷹軍団がどうとか魔鈴さんがこうとか相談してなんとか意見をまとめ、伝えることに成功した。

ファルコンの繁殖に際しては配合を考慮しているらしい。
あと、オウル(ふくろう)を目の前にしたら、オウルでの狩りが見てみたくなった。ふくろうって何となく果物をチマチマ食べるイメージがあったけど、立派に猛禽類なんですね。そういえば、「もう、しませんから。」で冷凍マウスを食べていた。


昨日のランチと同じ食堂で、朝っぽいメニューをいただく。うまい。
旦那は、メイドの一人から『あの日本人パンに直接かじりついてるわプークスクスクス』と後ろ指さされたらしい。まあ、多分国際的なマナー違反はこっちなんだろうけど、従業員から陰口叩かれるいわれはないわな。

昼ご飯までの間、スパ併設のプールとジャグジーでのんびりした。他に人がいなくて貸切状態だった。プールはちょっと水が冷たくて深かった(水深1.5m)が、ちょっと泳いだあと日陰のビーチチェアで休むとイイカンジに疲れて楽しい。ここではmasafi(ミネラルウォーター)がセルフサービスの他、注文すればスムージーがサービスでいただける。私は『アルマハ』の名が付いたバナナとデーツのスムージーを注文した。大きなグラスに薄切りのフルーツが惜しみなくあしらってあり、これを片手にオリックスを眺めるとリゾート気分がさらに盛り上がる。でも味はバナナが圧勝。むしろバナナしか入っていないかのごとし。