今も空気を読めない日記 <ichigomomo’s blog>

日々自分のことしか考えていない「イリキ ひじり」の日記です。

砂漠でラクダに逃げられて

リッツ・カールトンを12時にチェックアウトし、旅行社の契約タクシーでアル・マハへと移動する。50分ぐらいかかったのかな?よく舗装された道路で空いていたけれど、距離があるらしい。私は途中でちょっと寝た。
到着するとまず、冷たいジュースでもてなされた。旦那がチェックイン手続きをする。すぐにアクティビティの担当者を紹介され、1日2つ×2日分のメニューを決めるよう促された。私は滞在しながらゆるゆると決めるつもりだったのだが、予約数に限りがあるのでなるべく到着時に決めてほしいとのことだった。まず、私の第一希望である乗駝(というのかどうか知らんが)。そして、絶叫系が苦手なのでデューンドライブではなくサファリドライブで動物観察をすることにした。あと、鷹狩りとネイチャーウォーク。
アクティビティの手続きが終わると、部屋へは戻らずそのままビュッフェに通されて遅めの昼ご飯となった。私は白身魚のバターソテーをいただいた。味付けがしっかりしていて美味い。パセリのサラダはさっぱりして美味いし、パンは外がカリカリで中がフワフワで美味い。お腹いっぱい食べた。テーブルの上に置かれたデーツはおそらくBateelのもので、もちろん美味い。
大満足で部屋へ行く。on footではなくby buggyだ。それも、荷物と人間は別の車両。日差しは強いが屋根付きバギーの座席は風が心地よく、リゾート気分にひたることができた。

夕方、キャメルライドの時間が近づく。集合は開始15分前だが、さらに10分前には現場に到着していないと気が気でないうちの旦那のような人のためにロビー脇のカフェにティーコーナーが設けられている。私は授乳中の禁忌薬物とされているペパーミントティーを飲んだ。これで少しでも張りの限界が先延ばしにできればいいのだけれど。

キャメルライドは良かった。思ったよりも揺れて、怖面白かった。
しかしもっと良かったのはしばらく行った先で見た日没だ。15分ぐらいかな?駱駝で歩いて、ほぼ360度が砂漠になったところで止まり、スパークリングワインを手渡される。それをちびちび飲みつつ、一緒に出されたナッツやイチゴをつまみながら、日の入りの瞬間を眺めるのだ。太陽は沈み始めるとあっという間だ。旦那の豆知識によると、太陽は視野角で1度の大きさしかないのだという。24時間で360度を移動するので、1度を移動する際の所要時間は4分。だから太陽の下端が地平線に接してから沈みきるまでに4分しかかからないのだ。
太陽が動いているさまをこうして見ると、時の流れをも見ることができる。日没そのものの美しさも捨てがたいが、本来見えないはずのものを目で確認できるというのは貴重な経験であった。