今も空気を読めない日記 <ichigomomo’s blog>

日々自分のことしか考えていない「イリキ ひじり」の日記です。

ただのきのこの歌

そして気がつくと、病室の窓の外はすっかり暗くなっており・・・
ということはなく、まだ手術室の中で、時間も30分ぐらいしか経っていない。ゴルゴ先生もミヤジ先生も忙しく作業中であった。麻酔医の先生から気分を聞かれる。麻酔薬をかがされた後にもかかわらず思考ははっきりしていたが、口はあまりまわらなかった。
私「赤ちゃんは・・?」
麻「赤ちゃんはね、もう新生児室に連れて行ったんですよ。また後で見てあげてくださいね」
私「はい・・」
ボーっとしている間に手術は終わり、看護師さんや助産師さんやゴルゴ先生の手により手術台から電動ベッドに移され、病室へと戻ることになった。帰る道、ベッドの揺れで車酔いのようになった。


病室へ戻った。
あんなに短い道のりで車酔いなんて気のせいだろうと思っていたら、その後どんどん気持ちが悪くなり2回ほど戻してしまった。絶食していたので固体は出なかったけれど。後で聞くと、気持ちが悪くなるのは麻酔の後遺症(?)の一つらしい。幸い吐き気はそんなに長く続かなかった。
麻酔の後遺症が長く続かなかったのは麻酔が長く続かなかったせいである。手術が終わったのが15時30分過ぎなのに、外が明るいうちからものすごい腹痛が降って湧き、今度は別の意味で気が遠くなった。「この痛さなら死ねる」異常なうめき声に旦那がナースコールを押し、栄養の点滴に小さな痛み止めの点滴が追加された。

もちろんそんなもので痛みが無くなるはずはなく、その晩は一睡もできなかったのである。出生率が下がるわけだよこんなに痛いんじゃ。