今も空気を読めない日記 <ichigomomo’s blog>

日々自分のことしか考えていない「イリキ ひじり」の日記です。

この夜に恋しているのさ

今日で仕事はひとまず終わり。片づけの日である。
極度の説明不足の中懸命に引き継ぎの作業に打ち込み、『イリキさんのいるあいだにこれだけはやってもらいたい』としんどそうに必要項目を挙げていた先輩の希望は日に日に小さくなり、もう何も言われなくなっていた。(先輩すみません。。。)机を整理し、自分用の端末のローカルディスクのデータを共有サーバに落とし、私物を段ボールにパッキングして宅急便の荷札とともに庶務のお姉さんに渡した。

で、ウェットティッシュで机を拭いていたら課長が「クライアントの担当者が別件で会議室に居るから、お世話になったと挨拶してはどうか」と言うので、「世話になってません」と答えたら周囲の視線が汗まみれだった。こっちがろくでなし扱いされてはたまらんので会議室に行き、型どおりの挨拶をした。
担当者とは何故かずっとそりが合わなかったが、このときは丁寧に挨拶を返されたので、私の中の気持ちも穏やかになった。システムを発注する側と受注する側、大目標は一致しているはずなのに、プロジェクト完遂の阻害要因が大小様々に多すぎて双方ともに不満を抱えたままでしか仕事ができなかった。できればもっと、きちんと信頼し合って、そのために私が役立てることは、できるだけしたかったのだけれど。

その程度の作業しかなかったのに、手際よくできず先輩が幹事を務める飲み会へ第2陣とともに到着する私。(先輩ほんと申し訳ない)ご招待の身分にもかかわらず、グルメの課長代理おすすめの店での焼肉は最高に美味しかったため、多分周りの誰よりも食べた。食べながら、飲みながら、感極まって涙ぐん・・・だりもしなかった点もまた、空気を読めていないと言えよう。

空気を読めていないと言えば、2次会へ移動する場で、足かけ3年間同じ仕事をやってきた課長代理とたまたま2人で立つ瞬間があり、握手の手を差し出された時は感慨深かった。のでガシッ、ぎゅぎゅっ!と握り返したら、「そんなに強く握られても困るけど。。。」と言われてしまった。「あ、ハイ・・」とだけで「スミマセン」の一つも言えない私。『LOVEも無いのに優しく手を握るなんてできるかい』というのが私の考えである。結局、3年前から今日に至るまで決して“気が合う”ということは無い間柄であった。
帰り道、また一瞬2人になったので、ずっとに渡り迷惑ばかりかけてすみませんでした、悪いという気持ちはあったけど私ではうまく仕事ができなかった、というようなことを(本心から)言った。課長代理は最初「うんほんと迷惑だったぁ」という感じだったが、最後は「いやいや・・」と締めてくれたので、嬉しかった。

改札についたので課長代理とも別れ、旦那が近くの駅の雀荘にいたのでその後呼び出して一緒に帰った。
「迷惑かけまくったけど最後にあれだけ言ったからもういいだろ」的な気分で帰途についた。