今も空気を読めない日記 <ichigomomo’s blog>

日々自分のことしか考えていない「イリキ ひじり」の日記です。

再生工場ノムさん

旦那の名付け方針は事前に聞いていた。大好きだったばあちゃんの字(文中では「○」と表現します)を取り入れるという。

二人だけで頭をひねっても「○子」「○美」のようなものしか思いつかないので紀伊国屋で名付け本を立ち読みした。その漢字を使いさえすれば読み方にはこだわらない、と旦那。

真○(読み:ま◇◆)

見たとたん夫婦一致で(・∀・)イイ!!となり、メデタシメデタシで本は買わずにに帰宅の途についた。
だがその後、旦那が一言「30年近く生きてきたが、「○」を「◇◆」って読んだこと一度もねえよ」とつぶやいたのである。
大きく頷く私。確かに無い。
家に帰って、会社からタダでもらった広辞苑を引っ張り出したが、やはり「◇◆」とも読めるなんて一言も書いてなかった。ただ、「○」という字と「◇◆」という言葉が指し示す意味はおおむね同じベクトルに乗っており、「言われてみれば、まあ解らんでもない」の範囲内とも言える。「悠」を「ひさ」と読むようなものだね。
私はそう言ったが、旦那が「他人から間違いなく読んでもらえるよう、「真△○」としたほうがいいんじゃないか」と言い出したのでさあ大変。

私は「△」という漢字が好きではないのである。字の形がなんかイヤなのだが、不満を言えばまだある、そもそも「△」という字の意味が薄っぺらい。無くても構わない「△」を「◇」と読みたい一心で使うわけで、だとしたら『亜吐無』とかつけて「うちの子には「あとむ」って名前をつけたかったのーウフ☆」とかぬかすバカ親と同類になってしまう、そんなのプライドが許さん。

・・・・・・・・結局、今度は丸善に行き、数多ある他の名付け本も片端から立ち読みした。漢和辞典も立ち読みした。それらの全てに、「○」を名前用の漢字として見た場合に「◇◆」と読むことは可能、と一応記されていたため、ひとまず「真○」にすることで決着がついた。ついたのか?

本は買った。