今も空気を読めない日記 <ichigomomo’s blog>

日々自分のことしか考えていない「イリキ ひじり」の日記です。

キャベツ畑

うちの旦那は家の中を全裸で歩くような男だが、意外にも趣味の一つに『スワロフスキー』があり、海外旅行先の免税店でコーナーを見かけるたびに目をとめていた。

というわけで、今回はこんな田舎に奇跡的に存在している販売店へショッピングに出かけた。

我々3人が「あれがいい」「これがいい」と言っている間、「この照明装置が欲しい」と無数に配置された極小のライトを指さす旦那。家の蛍光灯の下に置くのでは、どうしても店頭の商品のように輝かないからだ。スワロフスキーファンとして正しい方向を向いているが要求は無茶である。
象やトナカイにいまいちしっくり来ない物を感じていたら、誰かがおしゃぶり・ほ乳瓶・シューズ・ガラガラの置物を見つけた。
私「これは赤ちゃんができた家へのお祝品だねぇ」
母「かわいー」
父「青とピンクがあるな」
旦「これの青がいい」
ちょ、ちょっと待って!まだ男とは決まってないよ!

女の子だったらあからさまに青いコレを見てどう思うかとやや心配な私。たしかに良い物だが殊の外お手頃価格だったため『遠慮してるんじゃないか』『気を遣っているのか』と落ち着かない様子の親。そんな心配をよそに店員はちゃきちゃきと包み始める。

商品に落ち度がないか確認したり、分厚いスポンジで包んだりするため包装には時間がかかる。うろうろしながら会計を待つ私。
私「この鳥は荷物を持っているねぇ〜。コウノトリと赤ん坊か」
全「え?」
さっきは気が付かなかったが、『出産祝い』『成長記念』っぽい商品の並びと全く別の動物コーナーに『赤ちゃんをくわえたコウノトリ』がディスプレイされていた。

かくして、まぁまぁ大物で両性対応可のグッズも買えた我々は満足して店を去り、旦那だけは帰った。

私は明日・明後日と病院巡りである。